2016 Fiscal Year Annual Research Report
Study of educational system to promote lead ability in team activity
Project/Area Number |
26350247
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
松本 美之 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60727957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (20259849)
山田 弘文 金沢工業大学, 生体機構制御技術研究所, 研究員 (20280381)
竹俣 一也 金沢工業高等専門学校, グローバル情報学科, 教授 (50167491)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 協働学習 / グループ学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、情報を読み取り咀嚼できる力およびそこから目標が確立できる力を養い、グローバル化に対応できる明日のリーダーを育成するための教育システムを設計する。これまで申請者らが実践してきた問題発見・解決型授業の実践経験から問題を掘り起こす部分が貧弱である場合、それに応じて提案される解決策も自己満足的なものが目立つことが分かっている。その理由は学生が自らの力で見て聞いて情報を読み取り、考えることの訓練を積んでいないからである。本研究では問題発見・解決型の授業に入る前の準備教育として、情報を読み取りその情報の正負の両面を咀嚼できる力を養うためのコンテンツを検討する。 平成28年度は昨年度に引き続きコミュニケーションシステムの基盤を構築した。1)チームに分かれて対面式で創出したアイデアを表示させ、互いにアイデアを比較できるようする機能について検討した。2)上述の機能が活用しやすい議論フィールドはどのような画面設計がよいかについて検討した。3)上述の点に留意し、システムのプロトタイプを構築した。システムは3台のコンピュータから構成されている。2台のコンピュータに学習者が対峙し、提示された問題に対してそれぞれの考えをタッチパネル型ディスプレーに表示させる。もう1台のコンピュータがモニター役となる。これにより、アイデアの競い合いをものづくり系教育と結びつけていくことが可能となるシステム基盤ができた。
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Research Products
(1 results)