2016 Fiscal Year Annual Research Report
Measuring the effects of citizen participation in specimen preparation on the understanding of the significance of biodiversity
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26350265
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Research Institution | Osaka Museum of Natural History |
Principal Investigator |
和田 岳 大阪市立自然史博物館, 学芸課, 主任学芸員 (60270724)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 生物多様性理解 / 鳥類標本 / 市民参加 / アンケート調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本各地の自然史系博物館を対象に、鳥類標本及び鳥類七亜の蓄積状況、蓄積した死体の標本化速度、標本化の担い手とそこへの市民参加の現状、市民参加による標本化作業を行う上での課題についてのアンケート結果をまとめ、2017年2月のホネホネサミット2017in大阪(来場者3850名)及びその中での講演会(参加者140名)にて発表した。日本の主だった鳥類標本コレクション、鳥類死体の蓄積状況、市民参加での標本作製の現状とニーズ・課題について、多くの関係者と共有することができた。 なにわホネホネ団を中心に西表島産等の鳥類死体の標本化を進め、179体の標本化を行った。同時に鳥類標本を作成・指導できる人材の育成を行った。その人材を中心に、鳥類標本の作製講座を3回実施した。その場で生物多様性理解についてのアンケートを実施した。 本研究の初年度に生物多様性理解についてのアンケートを実施する場として、ホネホネサミットを企画したが、台風直撃のために実施日が減り、来場者も少なかった。そのためアンケートをさらに増やし、同時にここまでの成果を発表する場として、本年度、再度ホネホネサミットを実施した。他の日程との兼ね合いで実施が年度の終盤になってしまい、その成果を年度内にまとめることが出来なかったが、新たに出展者83名、来場者72名からのアンケートを回収することができた。 今後、生物多様性理解についてのアンケートの解析をすすめるが、粗く傾向をみたところでは、鳥類標本の作製の経験値が高い人ほど、生物多様性理解も高い傾向が見られる。ただ、生物多様性に理解のある人が、標本作製に参加した結果である可能性は否定できず、今度アンケート内容をさらに解析する必要がある。
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Research Products
(1 results)