2019 Fiscal Year Annual Research Report
Long-term effects of exercise intervention with play on health and physical fitness, physical activity for elementary school students
Project/Area Number |
26350839
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
平井 一芳 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (90345679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 和夫 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (80189472) [Withdrawn]
日下 幸則 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (70135680) [Withdrawn]
梅村 朋弘 愛知医科大学, 医学部, 講師 (10401960)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 身体活動 / 子ども / 健康 / 体力 / 運動介入 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、小学5年次(ベースライン時)から中学3年次までの5年間の身体活動量について縦断的に解析した。 【目的】本研究は、小学校高学年を対象に遊びを交えた運動介入を実施し、将来の身体活動量や身体機能にどのように影響を及ぼすかを縦断的(5年間)に検討することである。【対象】福井県内の小学校(10校)の5年生223名(介入群134名、対照群89名)【方法】介入群には課内での休み時間を利用して10分間の遊びを交えた運動を週2回1年間実施し、3軸加速度計を7日間装着して平日および土日の身体活動量を測定した。【解析】介入群と対照群の小学5年次から中学3年次(4年後)の平日および土日の身体活動量(歩行と歩行以外の生活活動時間)の変化量(差)の比較を行った。(p<0.05)。 【結果】小学5年次(ベースライン時)の平日および土日の身体活動量(歩行と歩行以外の生活活動時間)において、両群とも有意な差は見られなかった。小学5年次から中学3年次(4年後)の平日および土日の身体活動量(歩行と歩行以外の生活活動時間)の変化量(差)においては、両群とも平日および土日の歩行時間の変化量に有意な差は見られなかったが、介入群の方か対照群より平日および土日の生活活動時間の変化量(増加)が有意に多かった。 【結論】小学5年次の遊びを交えた運動介入の4年後の効果として、任意の時間に行う身体活動、つまり、余暇時間などを利用した自発的な身体活動量の増加が示唆された。このことから、児童に就学時の早い時期から楽しく行える運動を導入すれば、児童の運動嫌いをなくすことに寄与し、将来の運動習慣獲得、さらには健康・体力の向上につながると考えられる。
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