2017 Fiscal Year Research-status Report
青・ 壮年期における健康づくり行動のエコロジカル研究
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26350845
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
涌井 佐和子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (00360959)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒澤 裕子 東京医科大学, 医学部, 講師 (90623108)
萩 裕美子 東海大学, 体育学部, 教授 (20237902)
東恩納 玲代 名桜大学, 健康科学部, 准教授 (60710225)
吉武 裕 鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 教授 (00136334)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 健康づくり施策の認知度 / 個人的要因 / 環境的要因 / 身体活動量 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)施策関係の認知度の性差・年代差:「健康日本21(2次)」、「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」、「食事バランスガイド」、「食生活指針」の5項目の認知度について分析した結果、「健康日本21(2次)」の認知度は全体で16.7%、年代が低いほど認知度は高くなる傾向が見られた。「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」の認知度は全体で12.8%、年代差が見られ、20歳代における認知度は最も高かったものの、それでも20%以下であった。ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の認知度は全体で42.2%、性差・年代差は認めなかった。「食事バランスガイド」の認知度は全体で34.6%、女性30・40歳代における認知度は高い傾向にあった。食生活指針の認知度は全体で29.7%、年代差が見られ、20歳代における認知度は最も高かった。以上より、認知度は順に、16.7%、12.8%、42.2%、34.6%、29.7%であり、ロコモティブシンドローム(運動器症候群) の用語の認知度は性別・年代に関係なく4割以上で、アクティブガイドの認知度は最も高い20歳代においても20%以下であった。 (2)身体活動量に影響する要因の検討:個人的要因(基本情報[性、年代、婚姻状況、学歴]、施策の認知度、心理的要因)、環境的要因(近隣環境、財政指数、市町村規模、ソーシャルキャピタル)を独立変数、身体活動量(高 VS.低)を目的変数とした多変量解析の結果、個人的要因に加え、いくつかの環境要因も身体活動量に強く関連していることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
私事都合により、予定していた分析が進まなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
期間延長としたため、平成30年度に学会発表を行っていく。
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Causes of Carryover |
私事都合により分析の進捗が遅れ、平成29年度で予定していた発表に間に合わなかった。平成30年度の発表と論文執筆に係る費用として使用する。
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Research Products
(1 results)