2018 Fiscal Year Annual Research Report
Ecological study of health promotion behaviors among the young and middle-aged population
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26350845
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
涌井 佐和子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (00360959)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒澤 裕子 東京医科大学, 医学部, 講師 (90623108)
萩 裕美子 東海大学, 体育学部, 教授 (20237902)
東恩納 玲代 名桜大学, 健康科学部, 准教授 (60710225)
吉武 裕 鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 教授 (00136334)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 身体活動 / ガイドライン / ソーシャルサポート / ソーシャルキャピタル / 青年期 / 壮年期 |
Outline of Annual Research Achievements |
目的:身体活動に影響する環境要因を検討。方法:前年度までに収集したデータ(2,000名)の継続的分析。分析1:従属変数:身体活動ガイドラインの基準による充足状況(世界標準化身体活動質問票(Global Physical Activity Questionnaire:GPAQ第2版)により評価。独立変数:個人的要因(性、年代、婚姻状況、就業状況、学歴、BMI、運動セルフエフィカシー)環境要因(財政指数、市町村規模、近隣の身体活動環境(国際標準化身体活動質問紙環境尺度(International Physical Activity Questionnaire Environmental Module:IPAQ-E)、ソーシャルキャピタルの認知)。分析2:個人的要因:個人属性と心理的要因(年代、婚姻状況、子どもの有無、就業状況、学歴、喫煙習慣、世帯収入、運動セルフエフィカシー)、独立変数:運動のソーシャルサポート5項目。結果1:23メッツ・時/週以上の身体活動を行っていた者は全体の30.1%。身体活動量によるカテゴリーを従属変数、個人的要因を調整変数、環境要因を各々独立変数としたロジスティック回帰分析を行った結果、大都市に比べて小都市在住者では身体活動量を充足している者は少なく、地域SCが高いほど、また、身体活動を推進しやすい環境近隣環境であるほど身体活動量を充足している者は多かった。結果2:男女で関連した共通項目は、運動のソーシャルサポート4項目(「アドバイスや指導をしてくれる」「運動に時間を使うことを理解してくれる」「励ましたり、応援してくれる」「ほめたり評価してくれる)」であった。男性のみ有意であった項目は、「一緒にやってくれる人」がいる」で、ORは1.5~1.9の範囲であった。身体活動の充足状況は個人的要因を調整後もなお環境要因が影響する可能性が示唆された。
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Research Products
(2 results)