2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a step-by-step delinquiency prevention education program for juvenile foreign residents in Japan
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26350851
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
木宮 敬信 常葉大学, 教育学部, 准教授 (20288400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 芳雄 東京女子体育大学, 体育学部, 教授 (00578859)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 在日外国人生徒 / 非行予防教育 / 多文化共生 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、前年度に実施した日本人生徒と在日外国人生徒との協働プログラムの評価を踏まえ、教材作成を行った。家庭教育を補う目的で、防犯及び非行予防に関する知識学習と必要情報が記載されたリーフレットを作成して、在日外国人学校を通じて無償配布した。なお、リーフレットは日本語とポルトガル語が併記されている。 また、このリーフレット内容に加えて、家庭内で使用できる防犯及び非行予防に関するクイズ教材が使用できるwebサイトを作成、公開した。webサイトには、日本人生徒との交流プログラムや外国人生徒が参加できるスポーツプログラムに関する情報等を適宜アップしていく予定である。その他、在日外国人学校で行う教育プログラムとして、これまでの実践での成果を踏まえ、修正した教材をパッケージにして提供する。 研究期間全体を通じて、在日外国人生徒の周囲に危険因子が多く存在することや家庭教育を含め保護者の関りが不十分である様子が再確認でき、彼らに対する具体的な教育ツール作成の意義が感じられた。また、知識学習に加え、日本人生徒との協働プログラムやスポーツやフィールドワークといった体験学習プログラムの有効性も確認できた。しかし、実践にあたっては、様々な課題も指摘された。特に日本人生徒との協働プログラムについては、互いのメリットは感じられるものの、言葉の問題に加えてスケジューリングや保護者の理解を得ること等、今後の課題も残った。 本研究成果をベースとして、今後、在日外国人学校やwebサイト等で継続的に情報提供やイベントの企画を行い、これらの課題解決を図る予定である。
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Research Products
(4 results)