2014 Fiscal Year Research-status Report
カンボジアのチャム人ムスリムのクルアーン理解-翻訳と解釈の展開ー
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26370069
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
大川 玲子 明治学院大学, 国際学部, 准教授 (50434189)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | イスラーム / カンボジア / チャム / クルアーン |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は代表者が出産したため、平成26年9月より27年1月まで研究を中断した。そのため研究計画の変更が必要となり、出張は行えなかった。だが従来の計画に沿って、以下のように研究を進めた。
関連文献の収集、講読を行った。東南アジアの歴史や地域研究、チャムパ王国(チャム人)の歴史や文化、イスラームに関する文献を入手でき、本研究の背景となる全体的な研究状況の把握、分析を行った。現在、東南アジアのイスラーム研究においてはクルアーン解釈研究や特に女性とクルアーンの関わりに関する研究が発表されており、本研究の展開に参考になった。チャムパ王国研究は大きくは動いていないが、古い文献を入手することができ、新しい知見を得られた。チャム人研究は昨今詳細な研究が発表され、レベルも上がっており、非常に参考になった。
現地のカンボジア研究者とメールで情報収集を行った。本研究が予定しているインタビュー相手の近況を確認したり、また、カンボジアのチャム人共同体の動きなどを把握した。カンボジアのリサーチ・アシスタントともメールで連絡をとっており、情報収集を継続してもらっている。また、本研究が協力をあおいでいるカンボジアの研究所が組織変更をしており、本研究の継続との整合性を慎重に検討しているが、大きくは問題がないことを確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は代表者が出産したため、平成26年9月より27年1月まで研究を中断した。またこの前後も出張をすることが難しかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度に行えなかった現地出張を実施し、インタビューや情報収集を行いたい。また研究成果の発表も順次進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は代表者が出産したため、平成26年9月より27年1月まで研究を中断した。そのため出張に出ることが難しく、その分の費用を今年度に使わなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度には出張を行う予定であるため、費用を使用することになると考えている。
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