2014 Fiscal Year Research-status Report
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26380141
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
川角 由和 龍谷大学, 法務研究科, 教授 (80204725)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 邦博 龍谷大学, 法務研究科, 教授 (00222414)
若林 三奈 龍谷大学, 法学部, 教授 (00309048)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ヨーロッパ私法 / 民法 / ドイツ / EU / 契約法 / 共通参照枠 / フランス / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の研究計画に従いつつ、ヨーロッパ私法分野における基礎研究として文献資料の収集、その翻訳作業、さらには海外での国際的な学会や研究会への参加、あるいは各国有力研究者へのインタビューを通して情報収集およびその分析を精力的に行った。とりわけ国際的な学術交流会としての意味をもつオープンな研究会を定期的に開催した。 本研究作業に関与するメンバーが参加し、2013年に刊行された『ヨーロッパ私法の原則・定義・モデル準則-共通参照枠草案(DCFR)』の作業を前提に、さらなる検討作業を行った。もっとも、ヨーロッパにおける私法統一化の動きは、ヨーロッパ共通売買法規則提案に見られるように展開をみせている。 これらの一連の研究動向については、研究分担者である中田邦博「ヨーロッパ私法(EU)私法の平準化」『法典と何か』(慶應義塾大学出版会、2014年)において総括的に検討されている。 さらに、本研究作業が反映されるべき日本民法の現代化の作業も、債権法改正の要綱案が2015年2月に法制審議会において決定、公表されたことで一応の区切りがついたが、改正作業において残された課題を考えるとき、今後も継続してヨーロッパ私法の動向に着目して研究作業を進めることが日本法の展開・現代化を考える上できわめて重要であるとの認識を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画にしたがって進行させており、成果も得ている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで通り、研究計画に従い、進行させる。昨年度刊行されたヨーロッパ契約法についての重要な文献をフォローし、翻訳する作業を基礎作業として進行させる。。
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Causes of Carryover |
パソコンの購入を予定していたが、次年度に繰り越したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究計画に基づいて、適切な時期に購入する予定である。
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