• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2015 Fiscal Year Research-status Report

紛争経験国における開発、紛争予防、民主化に関する巨視的分析

Research Project

Project/Area Number 26380208
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

西川 由紀子  名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (70584936)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords紛争経験国 / ニュー・ディール / ガバナンス / 安全保障 / 相関分析
Outline of Annual Research Achievements

研究2年目では、1年目に続きデータ収集を継続するとともにすでに収集したデータをもとに概要と明らかになった分析内容を中間報告としてまとめ、国内で学会報告を行った。この報告は、これまで明らかにされていなかった紛争経験国に特化した経済成長と民主化の関係について明らかにしたもので、紛争国を含む多様な国で見られた動向とは異なる状況があることを明らかにした。また、この分析では、経済成長と民主化について、明確な相関関係がみられないことを指摘した。
同分析について、学会報告で得られたコメントを参考にしながら、継続してデータを収集しつつ、研究の最終段階に向けて、経済成長、民主化、政治的安定について、3つの相関関係を分析し、成果をまとめる予定である。またこれまでに得られたデータおよびすでに行った分析結果に基づいて、英語で論文をまとめていく段階である。3年目の成果を含めてさらに深く分析を進めて海外の学術雑誌に投稿する予定である。
上記に加え、一般向けに最新の情報も公開している。大学公開講座、生涯学習センター、企業が実施するセミナー等、多様な機会を利用し、より多くの方に本研究によって明らかになった内容を公開した。研究の途中段階であるが、分析方法やデータの信憑性などについて多くの質問を受けた。質問を受けた点についても、最終年での総括において詳細に記録し、成果に反映する。
研究の最終年(3年目)に向けて、さらに統計資料を拡充するとともに、紛争を経験した国の国際開発協力をめぐる近年の国際動向についても情報を収集し、総括すべく研究を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2年目はおおむね順調に研究が進んでいる。一定の成果も得られたことから、3年目に向けて準備を進めている。

Strategy for Future Research Activity

研究の最終年にあたる3年目は、研究の総括として学術論文として出版できるようデータ分析を行う。また学会報告を実施し、コメントに基づいて改善することや、必要な情報をさらに収集する。また成果を学術および一般に公開する。

Causes of Carryover

海外の学術図書の納品が間に合わないものがあったこと、出席予定であった国際会議がAPEC開催に伴い全便欠航となり取りやめとなったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

購入が遅れた図書の購入と、国際会議の出席

  • Research Products

    (2 results)

All 2015

All Presentation (1 results) Book (1 results)

  • [Presentation] 紛争経験国の経済成長とガバナンス―30か国の分析から―2015

    • Author(s)
      西川由紀子
    • Organizer
      国際開発学会
    • Place of Presentation
      新潟大学
    • Year and Date
      2015-11-29 – 2015-11-29
  • [Book] Globalization and Development2015

    • Author(s)
      The effect of globalization on conflict
    • Total Pages
      30
    • Publisher
      Routledge

URL: 

Published: 2017-01-06  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi