2015 Fiscal Year Research-status Report
グローバル・バリュー・チェーン(GVC)におけるサービス産業の役割
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26380290
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
伊藤 由希子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30439757)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | グローバル・バリュー・チェーン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はグローバル・バリュー・チェーン(財・サービスが国境を超えて、生産者から消費者に届くまでの付加価値)の内訳を分析する。中でも、「サービス」について、そして、その「付加価値を算出する主体としての企業」(日本企業の海外拠点、および、海外企業の日本拠点)に着目する。 平成26年度には、マクロ情報である、国際収支統計と国際産業連関表の収集と整理を行った。平成27年度には、ミクロ情報である、海外事業活動基本調査と企業活動基本調査の個票取得を行った。本年度は個票の申請過程で予定を大幅に上回る時間を要した。データを入手したのが、平成28年2月となったため、予定していた進捗には至らなかった。代替として、個票申請以外に出来る研究として、最新の先行研究の確認や分析方法の見直し等を、可能な範囲で進めた。また、個別のサービス業の分析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定では平成27年7月から最新統計を入手した分析を進める予定であったが、統計法による個票利用申請(目的外使用の許可)について、手続き的な事情から長期を要した。結果的に平成28年2月に個票情報を取得したため、データの整理・接続の作業はその分遅れざるを得なかった。 そのため、個票統計の整理に関する作業以外で可能な研究を進めた。具体的には先行研究で指摘されている、日本の、グローバル・バリュー・チェーンにおけるサービス付加価値比率の低さについて、各種の最新の先行研究を確認し、本研究の手法を見直すなどの作業を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に予定していた、個票情報の整理を早急に進めたい。開始が7ヶ月遅延したので、スピードアップを図って、今年度前半までには分析過程に入れるように、計画を整えたい。
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