2017 Fiscal Year Annual Research Report
The Study for Factors to Facilitate Knowledge/Ideas Sharing Behavior
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26380545
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
BYOSIERE P・H・R 同志社大学, ビジネス研究科, 教授 (50367976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 秀樹 京都学園大学, 経済経営学部, 准教授 (90567801)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ナレッジマネジメント / 職場風土 / 職場人間関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、企業がイノベーションを加速化させるために「個々人によるアイデアの創出」を促すモデルについて検証・考察を行うことである。本研究では、一般的に、大企業では組織の中に多くのアイデアが溢れすぎているが失敗を恐れてリスクの高いアイデアを避ける傾向があること、等の理由から、本来イノベートすべきアイデアを正しく認識できていない・共有できていないこともしばしばあると考え、本研究において「企業や個人が組織内においてイノベートするべきものを認識・共有する」ためには何を行うべきかを明らかにすべく研究を進めてきた。 最終年度である本年度は、これまで継続してきた先行研究を基にしてweb調査を実施した。具体的には、製造機器メーカーに勤める研究開発関連部署・事務部署に所属する男女329名を対象に、彼・彼女らの日々の仕事内容・意識とチーム内での知識創出・共有の関係性などを明らかにする調査である。現在、様々な因果関係についての論文作成を行った(現在投稿準備中)。 また、既存データを利用して、本研究の理論的骨子についての妥当性を図るべく研究を進めた。その研究成果について学会等で報告を行った。その結果、キャリア充実度合い・長期的なキャリア展望を持てる状況であると、彼・彼女らの知識共有活動は活発化することが指摘される結果が示された。このことから、長期的な雇用保障・展望がイノベーションに有効な影響を与える可能性が示唆された。
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Research Products
(4 results)