2014 Fiscal Year Research-status Report
マーケティング知識の国際移転におけるブランドの組織・消費者統合効果の実証研究
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26380585
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Research Institution | Osaka University of Economics and Law |
Principal Investigator |
滝本 優枝(金井優枝) 大阪経済法科大学, 経済学部, 准教授 (30330351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 正明 明治大学, 商学部, 教授 (30252381)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 消費者知覚 / ブランドの知識移転 / 国際移転 / 組織の統合効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は台湾におけるプライベートブランドに関する消費者の知覚調査を行った(“The effects of consumer perception and store image on private brand attitude and purchase intention: A preliminary result from Taiwan”)。その研究成果を第40回EIBA(European International Business Academy)において、研究分担者によって報告を行ってもらった。EIBAには当研究に関連した、国際的に有名な研究者が多数参加しており、そこで報告することで多くの意見をいただいた。これを反映させ、2016年度の研究計画をすすめていく。また、第23回CIMaR(Consortium for International Marketing Research)においても論文“New Framework of the Internationalization of the Japanese SMEs”を分担者が報告し、ディスカッションを行った。当研究計画に記載している、海外のアドバイザーTamer Cavsugil教授主催の国際学会であり、ここでも分担研究者を介して研究のアドバイスをもらった。さらに分担者が本研究に関してM-Sphere(クロアチア)で報告を行い、現地での調査も実施した。これを2016年度の研究計画に修正事項として反映させたい。Cavsugil教授の弟子筋のKnight教授が3月に来日され、その際にも本研究のディスカッションを行えた。調査および理論枠組みの構築等、おおむね順調に進んでいるものと思われる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2014年度の成果(CIMar,EIBA、M-sphereのそれぞれの国際学会にて報告した論考)は、当初の進捗計画程度は進んでいる。ただ、両国際学会での海外研究者との意見交換およびアドバイザ‐の意見を取り入れ、若干の修正事項が生まれたため、まずこの課題に取り組んでいく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2015年度は上記の第41回EIBAにて、すすめた研究報告を行って評価を得る予定である。これは、第40回の報告では台湾の調査を主なベースとしたものであったが、これに日本の調査結果を追加し、比較する。その他、IMP(International Marketing and Purchase)の第31回大会において、日本の小売業のプライベートブランドの研究報告を行う予定である。現地での日本の小売ブランドの消費者調査の実施計画もすすめている。
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Causes of Carryover |
M-Sphere以外の国際会議での報告および調査に関して、分担者の所属大学の個人研究費を使用し、また英語の翻訳校正を行わず処理できたため。ただし、EIBA,CIMaRなどは分担者が個人研究費で賄ったため、当初予定をすべて本年度の分担金で賄う予定には無理があったと考える。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の翻訳校正費用および現地での調査費用として使用する。
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Research Products
(7 results)