2017 Fiscal Year Annual Research Report
Re-examining of Educational meaning on Collaborative learning-Historical, Comparative Study
Project/Area Number |
26381060
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
姉崎 洋一 北海道大学, 教育学研究院, 名誉教授 (80128636)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 かおる 福島大学, 行政政策学類, 教授 (10282253)
武田 るい子 清泉女学院短期大学, その他部局等, 教授 (20442171)
辻 智子 北海道大学, 教育学研究院, 准教授 (20609375)
長澤 成次 千葉大学, 教育学部, 教授 (50172523)
宋 美蘭 北海道大学, 教育学研究院, 非常勤研究員 (70528314)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 共同学習 / 生活記録 / 生活史学習 / creative writing / 市民学習 / 個人と集団 / 自己表現と社会認識 / 青年期と自己形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
「共同学習・生活史学習の教育学的検討ー歴史・比較・実証研究」という課題に対して、1,1,先行研究へのオリジナリティの提起、2,研究調査、3,研究報告、4,成果の公開、5,共通課題の共有など所定の目標をある程度達成できた。 具体的には、1については,既存の生活綴方、生活記録、生活史学習、自分史学習などの研究を踏まえながら、それらを国際的に共通する枠組みで再評価して捉える試みを行った。英国の成人継続教育、creative writing, 韓国の代案教育などに、日本の生活綴方、生活記録、生活史学習、自分史学習などで用いられる、話す、聞く、読む、書くという方法に共通する「囚われた自己」から解放する、自己表現と社会認識とを統一する方法が確認され、個人と集団、知識人と庶民との分断を越えるテーマが内在していた。 2については、日本の事例調査(名古屋東海地域の生活記録、生活史学習の当事者ヒアリング、研究資料の収集等)、英国調査(成人継続教育事例について、ロンドン、シェフィールド、リーズでの当事者ヒアリング、実践資料収集、等)、韓国での事例調査(夜学、代案教育、施設実践の当事者ヒアリング、施設調査、等)を行えた。 3については,研究打ち合わせでの中間発表、学会報告(日本教育学会、社会教育学会、北海道教育学会)を行った。 4については、2017年11月に日英シンポジウム、各自が研究論文発表を行ってきた。 5については、研究成果報告書の刊行、日英シンポジウムでの共同研究者間での論点の確認、課題の共有化を行った。成果を、書籍刊行の形で計画もしている。
|
Research Products
(11 results)