2016 Fiscal Year Annual Research Report
A study on the evaluation program of the physical learning environment including the impact on the learning outcome
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26381115
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Research Institution | Maizuru National College of Technology |
Principal Investigator |
齋藤 福栄 舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 校長 (50628823)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 教育政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、経済協力開発機構の効果的学習環境に関する専門家会合(以下「OECD-GNE」と言う。)において実施されている学習環境評価プログラム(以下「LEEP」と言う。)への参画、韓国研究者との協同による物理的学習環境に関する国際比較、先進事例調査による国内の学校における物理的学習環境の特徴把握を行い、総合的な学習環境評価手法開発のために必要となる視点を明らかにすることを目的としている。 平成28年度は、11月にニュージーランドで開催されたOECD-GNE会合(第4回)に出席し、同会合におけるLEEP開発に関するワークショップに参加し、OECDアナリスト、各国専門家等と協同して、LEEPパイロット評価事業のフォローアップを行うとともに、今後のLEEP開発の方向性の検討を行った。 また、これまでの国際比較調査の結果を踏まえ、物理的学習環境の評価手法を導入する際に留意すべき国際的な学習環境とその評価に関する相違要素を検討した。 さらに、日本の学校施設の特徴的な環境として、環境配慮型の学校施設等に着目して、物理的学習環境として特徴を持つ国内事例について、図面、教育計画、学校要覧等の資料による調査を行うとともに、現地における訪問調査を実施し、日本の物理的学習環境の特徴の把握、分析を行った。 以上の調査分析結果を総合し、我が国における総合的な物理的学習環境評価手法の導入に際して留意すべき視点について検討を行った。 OECDにおけるLEEP開発は継続しており、引き続き、OECD-GNE会合への参加を通じて、当該事業の発展への貢献と我が国への展開に資する研究を継続する。
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