2016 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation on mechanism of wet chemical laser doping of 4H-SiC by optical emission spectroscopy
Project/Area Number |
26420309
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
池田 晃裕 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (60315124)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | SiC / レーザドーピング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,より深いAlのドーピングを目指して,ロングパルス(100ns)レーザを用いた塩化アルミ水溶液中での複数回レーザ照射を行った.ショートパルス(55ns)と比較してレーザビームのピークパワーが低く,またショット時間内で均一なパワーを得られることから,レーザを複数回照射してもSiCのアブレーションが起こらず,Alのより深い拡散が得られると考えた.ショートパルス,1ショットの照射ではAlの検出限界の深さは40nm程度であったが,ロングパルス,100ショットで140nm程度まで深くできた. また,SiC上に堆積したAl膜をドーピング源とした実験も行った.ドーピング時にSiCチップを昇温することで,より深く,かつレーザショット領域の面内で均一なAlのドーピングができることを確認した.1E19 (/cm^3)以上の高濃度ドーピング領域の深さは,室温照射で60nm程度であったのに対し,500℃照射では100nmであった. さらに,SiC上のAl膜を用いたドーピングによりp型化した領域の確認を行った. SCM(Scanning Capacitance Microscopy)法,および低速SEMによるPN接合コントラスト法を用いた.SCM法により,Alドーピング領域の表面を測定したところ,p型に活性化していることが確認された.またSEMのPN接合コントラスト法により,SiC上のAl膜をドーピング源として用いたサンプルでは,深さ100nm程度までp型化していることを確認した.加えて,室温でSiC上のAl膜にレーザ照射したサンプルは,レーザショット領域(300um角)の中央部(100X300um)のみp型化しているのに対し,500℃で照射したサンプルは,ほぼショット領域の全面がp型化していることを確認した.
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