2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26420636
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
小林 勉 和洋女子大学, 生活科学系, 特任教授 (10646938)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 伸也 新潟大学, 自然科学系, 教授 (50180641)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | せがい造り / 出し桁造り / 登り梁 / 町家 / 岩瀬浜 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度は、富山県富山市岩瀬浜の町家群33件を調査した。主に外部廻りの屋根形状・構法・デイテールなどを調査した。あわせて、内部空間を3件調査した。ヒアリングで明らかになった、改修・保存の5種類の手法も調査・分析を行った。 本年度は、7月に予定している日本建築学会北陸支部において岩瀬浜についての論文発表を行う予定である。(投稿済)その中で、改修・保存の手法をもう一度整理し分析を行いあいまいな点を補足したい。また、富山県滑川市を昨年事前に目視調査したが、本年度は、岩瀬浜同様に外部空間の屋根形状・構法・軒先廻りのデイテール調査、内部空間の実測調査などを予定している。 これにより、北陸地域(石川・富山)の廻船で栄えた町家、金石・黒島・岩瀬浜・滑川の調査が一通り終了する。そこで、調査した4地域をまとめた論文作成を行いたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度は、所属大学の変更があり一時研究・調査がスムーズに行いにくかった。また、大学所在地が調査地より遠方になり調査頻度が少なくなった。これらの要因によりやや研究の遅れがみられる。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度、事前調査をおこない残りの調査地である滑川の町家調査も順調に進めている。また、大学の環境も整備され研究に支障のない体制ができた。本年度は予定どおり北陸地域の廻船ルート沿いの町家研究をまとめたい。
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Causes of Carryover |
昨年度は所属大学の変更により、スムーズな研究が出来ず調査頻度も予定より少なかった。また、それにより調査分析も予定より遅れてしまった。これら要因で、調査・分析補助の謝金・交通費などがよていより支出できずに使用額に誤差が生じた。
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Research Products
(1 results)