2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of novel therapeutic compounds for rheumatoid arthritis targeting CD81
Project/Area Number |
26460165
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Research Institution | Shujitsu University |
Principal Investigator |
中西 徹 就実大学, 薬学部, 教授 (30243463)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 雅彦 就実大学, 薬学部, 教授 (00182949)
山川 直樹 就実大学, 薬学部, 講師 (20583040)
新井 祐志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50347449)
長塚 仁 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (70237535)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 関節リウマチ / CD81 / シノビオリン / 炎症生サイトカイン / 滑膜細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度、細胞表面のCD81分子への結合に変化を生じることと炎症性サイトカインの発現あるいはリウマチ因子シノビオリンの発現を減少させることを指標に、CD81発現細胞を用いて化合物のスクリーニングを行ったが、その結果得られた3種の化合物についてさらにその性質を調べた。その結果、これらの化合物はいずれも細胞におけるシノビオリンの発現を抑制したが、濃度によっては炎症性サイトカインの発現を増大させる方向に働くものがあった。またこれらの化合物は、濃度依存的にCD81発現細胞の増殖を抑制したが、他の細胞に大きな毒性は示さなかった。現在、動物モデルを用いてこれらの化合物の治療効果の検討を進めている。さらに、これらの化合物の体内動態や安定性についても検討を行う予定である。
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