2017 Fiscal Year Annual Research Report
A progress report our program to cultivate leaders in community medicine, based on empirical health service research
Project/Area Number |
26460605
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
貝沼 茂三郎 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30361968)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 素文 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (00291518)
馬場園 明 九州大学, 医学研究院, 教授 (90228685)
菊川 誠 九州大学, 医学研究院, 講師 (60378205)
永田 雅治 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70645639)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 地域医療 / リーダー / Faculty Development / 早期体験実習 |
Outline of Annual Research Achievements |
①低学年次での早期体験実習:従来の班の中に少人数(7~8名)の実習班を2班作り、5年生の実習施設で2日間多職種の業務内容を体験する実習を行ったところ、地域医療に対するやりがい、他職種との連携や地域医療に関する意欲や使命感等に関して実習前後に有意な変化が見られた。②高学年次での地域医療実習:5年生全員(122名)の1週間の地域医療実習では、地域医療を担う意欲や使命感に加えて、地域医療を担う医師への魅力、地域医療への従事や地域医療へのやりがいの3項目に関しても実習前後で有意な変化が見られた。また昨年と比較してリハビリ実習内容に有意な変化が見られた。地域医療実習後のレポートからリーダー像について記載があったものは70/122(57.4%)だった。その内訳は①長期的視点:15/70(21.4%)②チームビルディング:47/70(67.1%)③診療能力:22/70(31.4%)等だった。6年次における4週間の地域医療実習では5名が実習を行い、地域診断ならびにリーダー像に関してのレポート作成を行った。③Faculty Development(FD):多施設・多職種参加による研修会を行ない、21施設41名が参加した。各職種で参加型実習を積極的に行っている施設からの報告を行い、また新しく取り組んだ内容や問題点、今後の改善点についてワークショップを開催した。④研究会ならびに研究成果の発信:「地域医療に貢献できるリーダーをいかに育てるか ~卒前地域医療実習の挑戦~」をテーマとして平成30年1月シンポジウムを開催し、全国から60名の医療関係者が参加した。シンポジウムでは医学生、地域中核病院・クリニック、大学病院それぞれの立場から地域医療を担うリーダー像について発表してもらった。また地域医療を担うリーダーに求められるコンピテンシー(能力)に関する探索的研究についてBMJ openに掲載された。
|
Research Products
(2 results)