2016 Fiscal Year Research-status Report
子育て期女性の職業と家事の負担による健康影響の評価: 横断解析から追跡へ
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26460750
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
永谷 照男 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (40144018)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 子育て期女性 / 就労 / 家事 / 健康影響 |
Outline of Annual Research Achievements |
ほぼ計画どおりに進捗している。 横断調査: 今回の研究期間以前 (H20.10~H25.3) に収集した対象者5,547名 (重複者を除く) の資料/データを横断研究として解析し、その結果を学会で報告した (下記参照)。 追跡調査: 1) 3年後追跡問診調査. 上記の対象者5,547名は全員がH28.3までに収集から満3年を迎えた。このうち、研究条件を満たす3,354名 (今回の研究期間以前に満3年を迎えた2,046名を含む) に郵送による3年後追跡問診調査を実施し、最終累計で1,559名から回答を得た。 2) 7年後追跡問診調査. 5,547名のうち、収集から満7年を迎え、研究条件を満たす1,155名に郵送による7年後追跡問診調査を実施し、H29.3末までに546名から回答を得た。 3) 追跡健診成績収集. 当初の収集から満1年以上経過した対象者の追跡健診成績はH28.3末までの資料を収集した。 4) 1)と3)によって、当初から3年までの追跡資料 (問診+健診成績) の収集が終了した。 学会発表: 横断調査結果の一部として、「子育て期女性の就労と家事の相互健康影響:baseline data 5-有配偶者の肩首のこり、腰痛」を第89回日本産業衛生学会 (2016.5.27 福島) で、「子育て期女性の就労と家事の相互健康影響:baseline data 6-有配偶者の頭痛」を第75回日本公衆衛生学会 (2016.10.27 大阪) で報告した。子育てと就労の痛みの自覚症状への相互影響を検討した。 その他: これまでの研究経過や学会発表、現在の郵送追跡調査に用いている依頼書や問診票、さらに今後の経過などを所属教室のHP (http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/kouei.dir/moku%20sinkou.html) に順次公開している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
特に問題なく進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでのところ、ほぼ計画どおりに進捗している。このため、 1) 横断研究としての解析を継続し、その学会発表や論文作成に努める。 2) 資料収集が終了した、当初から3年までの追跡資料を整理、確認し、3年間の追跡研究としての解析を開始する。 3) H27年度から開始した7年後郵送調査を継続する。一方、追跡健診成績の収集も継続する。
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Causes of Carryover |
これまでは収集した資料/データを単純に蓄積していたため、作業が単純かつ作業量が少なかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
これまでの継続的作業に加え、蓄積してきた資料を追跡研究に向けたデータの構築のために経費を用いる。
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Research Products
(3 results)