2019 Fiscal Year Research-status Report
大規模コホート17年追跡での高尿酸血症に関する飲酒許容量のベンチマークドース算出
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26460825
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
高見 美幸 千葉大学, 大学院医学研究院, 技術職員 (70571355)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
能川 和浩 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (00612194)
諏訪園 靖 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90302546)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 血清尿酸値 / 飲酒量 / ベンチマークドース / 縦断調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
血清尿酸値の上昇は、これまで痛風・尿路結石症・腎臓病、そして心血管疾患である、冠動脈疾患や脳卒中との関連が明らかにされており、予防医学的に非常に重要な指標と考えられる。 本調査は、8000人の労働者を対象に、14年間の長期縦断追跡コホートにおいて、pooled logistic回帰、混合線形モデル並びにBenchmark Dose(ベンチマークドース)法を複合的に組み合わせ応用することにより、飲酒量と高尿酸血症罹患に関する量-反応、量-影響関係を明らかにし、飲酒量の閾値を許容値として算出することを目的としている。現在までに、対象企業に勤務し、2002年から2009年に健康診断を受診した日本人男性労働者の健康診断データ約31,000件についてデータ整理を実施し、縦断的に分析出来るようデータセットを作成している。健康診断成績の血液検査結果および身体計測結果については、個人が特定できないように匿名化している。データ整理と匿名化については、事業所の産業医と協力して行っている。健康診断結果、問診情報(生活習慣要因…年令・飲酒習慣・喫煙習慣・運動習慣、労働環境要因…職種・交替勤務)を抽出して整理し、前述のデータベースに結合した。また、育児休業により補助事業を中断していたため、事業所産業医と研究実施計画について見直しを行い、来年度の計画について打ち合わせを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
育児休業による補助事業の中断、および未就学児2人の養育のため、研究計画に遅延が生じている。補助事業期間を延長し、研究を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
データベースを完成させたのち、2002年から2016年まで追跡した対象者に関して、追跡のエンドポイントを高尿酸血症の罹患とし、また、連続的な生活習慣関連疾患指標として、尿酸値を連続変数として目的変数に用い、調査期間中の飲酒量との関連を調査する。解析においては、IBM SPSSソフトウェアを用いて、pooled logistic回帰、混合線形モデル並びにBenchmark Dose(ベンチマークドース)法を応用し、縦断調査における複合的統計モデルを確立し、飲酒量と高尿酸血症における量-影響、量-反応関係を明らかにし、毎年の生活習慣等の変動を考慮した、飲酒量の閾値を許容値として算出する。最終年度として、研究報告書を作成する。
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Causes of Carryover |
(理由)昨年度の育児休業による進捗の遅れ、および養育や看護で研究の実施に遅れが生じたため。 (使用計画)データベース作成とそれに係る人件費、分析ソフト購入、情報収集のための旅費、報告書作成に使用予定である。
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