2015 Fiscal Year Research-status Report
冠動脈ステント留置後の心臓血管内視鏡検査に関する多施設共同研究
Project/Area Number |
26461101
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
石原 正治 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00574683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 久雄 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, その他部局等, その他 (50177135) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 臨床心臓学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、血管内視鏡検査の所見評価について一定のコンセンサスを得て、今後の臨床研究のための基準となる評価法を提唱する。それと同時に、その評価表に基づいて血管内視鏡検査に関する多施設での登録研究システムを構築し、新しいステント治療後の血管内視鏡所見からみた抗血小板薬など治療の最適化のための適切な治療戦略を提言することである。 本研究グループの構成員はH18年より症例検討を中心とする血管内視鏡の研究会を年2 回、定期的に開催しており、この既存の研究者ネットワークを利用している。H27年度は、定例の研究会に合わせて本研究班会議を平成27年7月11日(土曜日)と平成28年2月13日(土曜日)に開催し、以下の事項を確認した。 第3回班会議:前向き研究ではF/U時64件の症例が登録されたことが報告された。後向き研究では5-19ヵ月後の内視鏡所見のデータが登録された246症例を解析対象とした結果が報告された。本結果をH28年3月の日本循環器学会学術集会と4月の米国心臓病学会(ACC)に投稿予定であることが報告された。 第4回班会議:前向き研究ではF/U時89件の症例が登録されたことが報告された。H28年4月中旬をめどに調査票の回収を行うことが確認され、そのデータ解析・発表のpriorityについて決定した。後向き研究につき、日本循環器学会とACCに採択されたことが報告された。また、論文化について進行状況が説明された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前向き研究は順調に登録されている。 後向き研究も解析が進み、3月には日本循環器学会学術集会で発表され、H28年4月のACCにも採択された。 また論文化も進行しており、Circulation Journal誌に投稿し、3月末時点でRevision中である。
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Strategy for Future Research Activity |
前向き研究についてのデータベースを作り、解析、発表を進める。 後向き研究については4月にACCで発表の予定である。またCirculation Journal誌に投稿中の論文の採択を目指す。
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Causes of Carryover |
前年度の繰越金もあり、予定の助成金を使用することができなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
症例情報のデータベース化が進んでおり、それをもとに追跡調査、解析をすすめる予定であるので、そのための諸費用として使用する予定である。また、研究成果の発表のための費用としても使用する予定である。
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Research Products
(2 results)