2016 Fiscal Year Annual Research Report
NKEA project: Next-Generation Therapy for NK/T-cell lymphoma in East Asia
Project/Area Number |
26461418
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
山口 素子 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (50359767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 律朗 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (20280810)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | NK/T細胞リンパ腫 / 新世代治療 / RT-2/3DeVIC療法 / 多施設共同研究 / 国際情報交換 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度では、平成26年度に開始した国内調査研究「新世代治療導入後の未治療NK/T細胞リンパ腫における治療実態把握と予後予測モデル構築とを目的とした国内多施設共同後方視的調査研究 (NKEA)」(UMIN000015491)を継続した。 NKEA Part Aの結果、2000-2013年に国内31の参加施設で診断された節外性NK/T細胞リンパ腫鼻型 (ENKL)患者の診断時年齢中央値は58歳で、ほかの東アジア諸国と比較して高齢発症であった。限局期ENKLでは66%の患者で初回治療としてRT-(2/3)DeVIC療法が選択され、進行期ENKLでは30%の患者でL-asparaginaseを含む化学療法が選択されていた。全解析対象患者の5年全生存割合は56%, 5年無増悪生存割合は45%であった。限局期ENKLに対し、臨床試験で観察されたRT-DeVIC療法の優れた有効性と安全性が日常診療で受けた患者集団で確認され、治療前可溶性IL-2受容体 (sIL-2R)高値が強力な予後不良因子であることを明らかにした。以上の結果を国内および国外学会で報告し、論文を発表した。 当初Part Bで複数の因子を用いた予後予測モデルの構築を予定していたところ、sIL-2R単独が予後と強く関連していたため計画を一部変更し、Part Aのサブグループ解析を継続した。その結果、限局期ENKLの早期増悪と関連する因子を特定した。この結果は平成29年度内の国外学会で発表予定である。 Part C (国内外併合解析)に関して調整の結果、韓国の1センター施設との共同研究が決定し、英文研究計画書を作成し共同研究先でIRB審査中である。今年度も東アジアの複数の研究者からENKLに関する共同研究の提案があり、検討を行った。また、新規治療法の臨床試験の実行可能性を複数検討した。
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[Journal Article] Treatments and outcomes of patients with extranodal natural killer/T-cell lymphoma diagnosed between 2000 and 2013: a cooperative study in Japan2017
Author(s)
Yamaguchi M, Suzuki R, Oguchi M, Asano N, Amaki J, Akiba T, Maeda T, Itasaka S, Kubota N, Saito Y, Kobayashi Y, Itami J, Ueda K, Miyazaki K, Ii N, Tomita N, Sekiguchi N, Takizawa J, Saito B, Murayama T, Ando T, Wada H, Hyo R, Ejima Y, Hasegawa M, Katayama N
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Journal Title
J Clin Oncol
Volume: 35
Pages: 32-39
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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