2017 Fiscal Year Annual Research Report
The early evaluation of the responsiveness in molecular target drugs and the visualization of liver function by the MRI molecular imaging.
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26461844
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Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
松島 秀 愛知県がんセンター(研究所), 分子腫瘍学部, 研究員 (70444297)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 癌 / 早期治療効果判定 / 分子画像 / 細胞密度画像 / 機能画像 / 磁気共鳴 / 磁化移動効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,臨床用高磁場MRIを用いた「細胞密度イメージング」および「肝機能イメージング」を臨床応用し, 分子標的薬における反応性の早期評価および手術支援肝機能画像の開発を行うことである。本年度は肝機能イメージングを応用したrelative tumor enhancement (RTE)による分子標的薬における反応性の予測を実施した。 【具体的内容】RTEイメージは, 肝細胞相における肝細胞特異性造影剤(Gd-EOB-DTPA)の造影率を画像化し, 肝腫瘍のRTE値を計測するための画像である。対象は初回治療として血管新生阻害薬であるベバシズマブ治療を施行した17例の大腸癌肝転移症例である。治療開始前に肝細胞イメージングを実施し, 腫瘍のRTE値を計測した。治療効果判定はRECIST ver.1.1に基づき8週間後のCTにより実施し, 分子標的薬における反応性の早期評価を行った。RECIST ver.1.1による治療効果判定は8週間後のCT 検査時に腫瘍サイズが30%以上縮小したresponders group 8例, 30%未満のnon-responders group 9例であった。responders groupの治療開始前における腫瘍のRTE値は40.3±13.6%であり, non-responders groupの14.7±8.5%と比較して有意に高値を示した(p=0.01)。 【意義】RTE値は腫瘍細胞の不均一性やトランスポーターに基づくパラメータであり, RTEイメージは分子標的薬における反応性の予測に有用である。 【重要性】本研究は分子標的薬における反応性の予測にRTEイメージングが新たな手法となりうることを明らかにした。
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Research Products
(2 results)