2015 Fiscal Year Research-status Report

Ｓｈａｇｇｙ　ａｏｒｔａに対する新たな治療法-メッシュグラフト-の開発

Research Project

Project/Area Number	26462112
Research Institution	Kochi University
Principal Investigator	福冨敬高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (80263979)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	渡橋和政高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (70204295)
Project Period (FY)	2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords	shaggy aorta / メッシュグラフト
Outline of Annual Research Achievements	現在、大動脈-腸骨動脈の3D-CT画像データを複数症例収集・解析中である。解析データは実験に適切な大動脈-腸骨動脈モデルを作製するのに必要で大変時間を要している。 PTFEをメッシュグラフトの素材とし、簡単な水流回路を用いて潅流実験を行い、その抗血栓性や内腔に浮遊しない追従性や流速に対する抵抗性などを検討する予定である。また、大動脈の形状に合わせて内腔にスムーズ接着できるメッシュの目の大きさ・硬さ・厚さなどを今後検討する予定である。具体的には、①側枝付大動脈モデルで側枝入口部にメッシュを置き、血液を循環させ、分枝血流を障害しない最小の目のサイズの決定。②大動脈内に疑似粥腫を付着させ、留置により粥腫を破壊しないメッシュの硬さ・厚さの決定などである。次に、Z stentと組み合せたメッシュグラフトの形状を検討する。どこにどのようにメッシュと組み込むかである。さらに作製した大動脈-腸骨動脈モデルを用いて拍動流ポンプで潅流シミュレーションを行い、メッシュグラフトの形状の違いと機能性の関係性に関して検討を行う予定である。また、既存のステントグラフトと同じ留置方法でよいかなど、シミュレーションを行う事でメッシュグラフトの適切な留置方法に関しても検討する予定である。さらに、動物など生体の動脈内へのメッシュ植込み実験を行い、メッシュの生体内での変化(抗血栓性、劣化の有無)などを検討する必要があると思われる。
Current Status of Research Progress	Current Status of Research Progress 4: Progress in research has been delayed. Reason 大動脈-腸骨動脈の3D-CT画像データを複数症例収集・解析中である。解析データは実験に適切な大動脈-腸骨動脈モデルを作製するのに必要で大変時間を要している。メッシュグラフトの素材の決定に時間を要した。PTFEをメッシュグラフトの素材とし、簡単な水流回路を用いて潅流実験を行い、その抗血栓性や内腔に浮遊しない追従性や流速に対する抵抗性などを検討する予定である。また、大動脈の形状に合わせて内腔にスムーズ接着できるメッシュの目の大きさ・硬さ・厚さなどを今後検討する予定である
Strategy for Future Research Activity	PTFEをメッシュグラフトの素材とし、簡単な水流回路を用いて潅流実験を行い、その抗血栓性や内腔に浮遊しない追従性や流速に対する抵抗性などを検討する予定である。また、大動脈の形状に合わせて内腔にスムーズ接着できるメッシュの目の大きさ・硬さ・厚さなどを今後検討する予定である。具体的には、①側枝付大動脈モデルで側枝入口部にメッシュを置き、血液を循環させ、分枝血流を障害しない最小の目のサイズの決定。②大動脈内に疑似粥腫を付着させ、留置により粥腫を破壊しないメッシュの硬さ・厚さの決定などである。次に、Z stentと組み合せたメッシュグラフトの形状を検討する。どこにどのようにメッシュと組み込むかである。さらに作製した大動脈-腸骨動脈モデルを用いて拍動流ポンプで潅流シミュレーションを行い、メッシュグラフトの形状の違いと機能性の関係性に関して検討を行う予定である。また、既存のステントグラフトと同じ留置方法でよいかなど、シミュレーションを行う事でメッシュグラフトの適切な留置方法に関しても検討する予定である。さらに、動物など生体の動脈内へのメッシュ植込み実験を行い、メッシュの生体内での変化(抗血栓性、劣化の有無)などを検討する必要があると思われる。
Causes of Carryover	大動脈-腸骨動脈の3D-CT画像データを複数症例収集・解析中である。解析データは実験に適切な大動脈-腸骨動脈モデルを作製するのに必要で大変時間を要している。メッシュグラフトの素材の決定に大変時間を要した。PTFEをメッシュグラフトの素材とし、簡単な水流回路を用いて潅流実験を行い、その抗血栓性や内腔に浮遊しない追従性や流速に対する抵抗性などを検討する予定である。また、大動脈の形状に合わせて内腔にスムーズ接着できるメッシュの目の大きさ・硬さ・厚さなどを今後検討する予定である。
Expenditure Plan for Carryover Budget	PTFEをメッシュグラフトの素材とし、簡単な水流回路を用いて潅流実験を行い、その抗血栓性や内腔に浮遊しない追従性や流速に対する抵抗性などを検討する予定である。また、大動脈の形状に合わせて内腔にスムーズ接着できるメッシュの目の大きさ・硬さ・厚さなどを今後検討する予定である。次に、Z stentと組み合せたメッシュグラフトの形状を検討する。どこにどのようにメッシュと組み込むかである。さらに作製した大動脈-腸骨動脈モデルを用いて拍動流ポンプで潅流シミュレーションを行い、メッシュグラフトの形状の違いと機能性の関係性に関して検討を行う予定である。また、既存のステントグラフトと同じ留置方法でよいかなど、シミュレーションを行う事でメッシュグラフトの適切な留置方法に関しても検討する予定である。