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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Understanding the mechanism of malignant alterations of invasive pulmonary adenocarcinoma by using frozen tissue culture technique

Research Project

Project/Area Number 26462121
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

竹内 朋代  筑波大学, 医学医療系, 助教 (50450333)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野口 雅之  筑波大学, 医学医療系, 教授 (00198582)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsバイオバンク / ヒト由来組織 / 腫瘍移植マウス / 凍結組織
Outline of Annual Research Achievements

平成27年度に引き続き、肺腺がん組織の一部を免疫不全マウスに皮下移植して腫瘍組織移植マウスの作製を行った。1次移植は37症例の肺腺がん組織で実施した。1次生着観察期間中の1症例を除いた36症例中13症例で生着が確認できた。13症例中8症例では外見または触診で腫瘍形成やしこりが観察された。そのうち直径1cm以上の腫瘍が形成した症例は2症例であり、いずれも浸潤性腺がんであった。直径1cm未満の症例は数カ月の観察期間後も腫瘍が大きくならず、パール大程度の腫瘍を維持していた。これらの8症例は全て2次移植を行ったが2次移植で腫瘍が確認できたものは1症例のみであった。この1症例は1次腫瘍がパール大のもので2次移植で確認できた腫瘍もパール大を維持したまま成長は認められていない。1次移植で生着した13症例中5症例は外見からは腫瘍の確認はできず、解剖時に米粒大程度の非常に小さな腫瘤を発見したもので、2次移植は実施できなかった。移植で得られた腫瘍組織について病理標本の作製を行い、形態学的特徴の観察を行った。何れの生着腫瘍も元の患者組織と形態学的に類似しており、1次移植においては患者組織の形態が反映されていることがわかった。研究計画では遺伝子発現プロファイル解析を実施するためにマウスに形成された腫瘍、もとの組織よりRNAを調整してヒト由来の遺伝子プローブが搭載されているマイクロアレイスライドを用いたマイクロアレイ解析を行い、遺伝子発現解析プロファイルを作成する予定であった。しかし、生着した腫瘍の大きさ、量が十分でないため実施できなかった。

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Published: 2018-01-16  

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