2016 Fiscal Year Annual Research Report
A combined therapy with PRP and hyaluronan for tendinopathy
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26462278
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
吉田 衛 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10266702)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟崎 裕記 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (70199412)
丸毛 啓史 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70199925)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | PRP / tendinopathy / apotosis |
Outline of Annual Research Achievements |
1.病理組織染色.腱付着部症を発症したラットの付着部腱には、micro tearやlaminationなどの病的変性所見がみられたが、PRP群(血小板濃度100万と50万/micro L)では、病的所見はほとんどみられず、組織像をスコア化した指標では、有意差を認めた。多数回針穿刺群は、発症群と比較し有意差はなく、ヒアルロン酸とPRPの混合群では、発症群と比較し有意差が認められたが、ヒアルロン酸を生食に替えた群とでは、有意差はなかった。アポトーシス細胞数は、PRP群ならびに混合群は、発症群ならびに多数回針穿刺群と比較し、有意に少なく、混合群で、ヒアルロン酸と生食で有意差はなかった。 2.CGRP ならびに Substance P 物質の発現解析.CGRP と Substance P染色では、PRP群と混合群は、発症群と多数回針穿刺群と比較し、有意にその染色性が低かった。十分量の蛋白質を抽出することができず、蛋白質の定量解析は不可能であった。遺伝子発現解析については、十分量のRNAが入手できたが、サンプル間で有意差はみられなかった。 3.酸化ストレスとアポトーシス抑制効果の解析.Heat shock protein-7染色では、PRP群と混合群は、発症群ならびに多数回針穿刺群と比較し、有意にその染色性が低く、混合群で、ヒアルロン酸と生食で有意な差はなかった。遺伝子発現では、PRP群と混合群は、発症群と多数回針穿刺群と比較し、有意に発現が低く、混合群では、ヒアルロン酸と生食で有意な差はなかった。 4.腱修復に関わる遺伝子群の発現解析.Type I and Type III procollagen遺伝子発現は、PRP群と混合群は、発症群と多数回針穿刺群と比較し、有意に発現が高く、混合群では、ヒアルロン酸と生食で有意な差はなかった。その他の遺伝子群では、有意な差はなかった。
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Research Products
(2 results)