2014 Fiscal Year Research-status Report
代謝関連オミックス解析を用いた膀胱癌の新規発癌・進展経路の解明
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26462410
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
寺田 直樹 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60636637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 喜之 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00582107)
小林 恭 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00642406)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 膀胱癌 / 細胞老化 |
Outline of Annual Research Achievements |
正常尿路上皮細胞株と比較して膀胱癌細胞株でPGAMの発現が上昇していることを確認した。続いてshRNAを用いて、PGAMの発現を抑制すると、浸潤能・遊走能には変化が認められなかったが、増殖能に差が認められた。in vivo実験では野生型及びPGAMトランスジェニックマウスにBBN0.05%を10週投与し、PGAMトランスジェニックマウス群において高い発癌率であることを確認した。ヒト臨床検体での免疫染色では、浸潤の程度とPGAMの染色レベルに相関は認めなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究開始時に想定していたメカニズムと矛盾する結果となり、実験系の再構築に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
BBN8週投与での発癌頻度について検討する。さらにKi67染色を行う。 PGAM強制発現細胞株を樹立し増殖能に差が出るか確認する。
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