Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳田 知彦 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (20363765)
櫛田 信博 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30381396)
羽賀 宣博 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (50586617)
相川 健 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (80295419)
石橋 啓 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (90347211)
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は当初の研究計画を若干変更し、前立腺肥大症モデル動物と用いた網羅的遺伝子解析による新しい創薬開発についての研究を行った。妊娠20日目の雌SDラットから胎仔を採取。顕微鏡下に雄胎仔の泌尿生殖洞を摘除し成人雄SDラットの前立腺腹側被膜下に顕微鏡下に移植することにより前立腺肥大症モデル動物を作成した。マイクロアレイを用いた遺伝子発現プロファイリングと発現量の定量化し、遺伝子発現の変化を詳細に検討した。サブ解析の結果によると、FGF2, FGF3, FGF7, FGFR1, FGFR2, TGFbeta1, TGFbeta2, TGFbeta2 receptor 2, EGFR, IGF1, IGF2, IGF1 receptor, IGF2 receptor, IGF binding protein 3, 5, 6 and 7 and VEGFc, interleukin-related genes such as IL-1alpha, IL-1beta, IL-7, IL-12b, IL-15, IL-16 and IL-18, and chemokine-related genes such as Cxcl1, Cxcl9, Cxcl10, Cxcl11, Cxcl12, Cxcl16, Cxc receptor 3 and Cxc receptor 4の発現の上昇を確認し、前立腺の増殖に、様々な増殖因子、サイトカイン、ケモカインが関与していることを証明した。したがって、本モデルは前立腺肥大症のモデルとして妥当であることが推察された。また、オントロジー解析によって刺激応答遺伝子の関与を明らかにした。
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