2015 Fiscal Year Research-status Report
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26462586
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
小川 洋 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (70264554)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
錫谷 達夫 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40196895)
石岡 賢 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (50305356)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 上咽頭細菌叢 / マイクロバイオーム解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
常在細菌叢(normal bacterial flora)の構成に関する解析は、1度の解析で 1000万本ものDNA鎖をシークエンスできる次世代シークエンサーの登場により画期的な進歩をとげた。これは、検体から直接DNAを調整し、全ての菌の16S ribosomal RNA(16S rRNA)遺伝子を増幅できるプライマーでPCRを行い、このDNA断片を1本1本網羅的にシークエンスし、相同性解析によってそれぞれの断片がどの菌種由来かを同定するものである。福島県立医科大学・会津医療センター・耳鼻咽喉科学講座と微生物学講座が共同研究として、ⅰ)正常人の上咽頭常在菌叢のデータベース作り、ⅱ)様々なアレルギー疾患や繰り返す感染症などと常在菌叢の関係を一部、腸内菌叢とも比較しながら総合的に解析する計画をたて実験を行ってきた。 これまで鼻腔の菌の混入のない検体でマイクロバイオーム解析を行った研究は報告されておらず、アレルギーや感染症等ないヒトの上咽頭正常菌叢の基礎データを集積するために、昨年までにおよそ30検体の採取を行った。本年度はさらに検体数を増やし、性別、年齢、喫煙の有無、既往歴など、菌叢に影響を与える要因を解析する
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
検体採取に当っては全身麻酔下の手術の際に患者の同意のもとに行っているが、同意を得られた患者数が予定数よりも少なく十分に解析できる検体数が得られていない。当初は二年間で十分な検体数が得られると予想していたが、まだ検体採取が必要であり解析するまでに至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
本年7月までに検体採取を終了させ、そこから検体の解析を行う。9月中には解析結果をまとめさらに検体採取が必要な場合には追加の検体採取を進め、12月までには最終的な解析を行いたい。
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Causes of Carryover |
検体数が不十分であったため本研究の最も経費を必要とするマイクロバイオーム解析が十分にできなかったこと。 結果が出なかったため予定していた研究会での発表がきなかったこと。 情報収集のための研究会参加の予定都合がうまくいかなかったこと。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
主にマイクロバイオーム解析のための試薬、消耗品に使用する。 最新の情報収集のため学会に参加するために使用する。
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