2017 Fiscal Year Annual Research Report
Create contour maps in amblyopia treatable ages to estimate cycloplegic refraction value by noninvasive examinations
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26462644
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
森 隆史 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (10381386)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 等価球面屈折値 / 眼軸長 / 角膜曲率半径 / 小児 |
Outline of Annual Research Achievements |
全身疾患の既往から調節麻痺点眼薬を試用できない幼児の屈折値を非侵襲的に推定するため、眼軸長と角膜曲率半径とから推測した調節麻痺下等価球面屈折値の等高線図を年齢ごとに作製を進めた。 平成29年度は第43回日本小児眼科学会において、弱視治療年齢である3歳から8歳(対象:756眼)で、それぞれの年齢での等価球面屈折値の推測式を報告した(3歳:z=1111.43/x-321.97/y-7.17、4歳:z=1120.68/x-285.33/y-11.83、5歳:z=1245.87/x-309.57/y-14.20、6歳z=1177.68/x-278.23/y-14.80、7:z=1206.80/x-362.55/y-4.59、8歳z=1075.00/x-307.39/y-5.88)。また、学術展示では、それらの推測式に基づいて作成した、眼軸長を横軸、平均角膜曲率半径を縦軸とした調節麻痺下等価球面屈折値の等高線図を提示した。本内容は論文での投稿を進めている。 また、平成29年度は新たな対象をもとに、平成27年度に報告した3歳児の推測式(森 隆史, 他:日本人3歳児における眼軸長と角膜曲率半径による調節麻痺下等価球面屈折値の推測. 眼臨紀, 2015)の精度について検証を行い、第58回日本視能矯正学会で報告した。推測式による予測値と実測値の差は、本法を報告した際0.5D未満であったものが47%、1.0D未満であったものが71%だったのに対し、追加研究では0.5D未満であったものが50%、1.0D未満であったものが87%と比較的良好な精度を確認することができた。 そして、平成29年度には、「3歳児健診でのIOLマスターの使用経験」について、第73回日本弱視斜視学会で報告し、眼科臨床紀要11巻に論文掲載された。
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Research Products
(4 results)