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2015 Fiscal Year Research-status Report

光機能化型ジルコニアインプラントの開発

Research Project

Project/Area Number 26462937
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

岩佐 文則  昭和大学, 歯学部, 准教授 (60297025)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsナノジルコニア / UV
Outline of Annual Research Achievements

今年度は昨年度と同様、㈱パナソニックにて製作したジルコニアディスクを使用して酸処理を施し、紫外線(UV)の影響について検討した。一般にUVの人体への影響については周知されているがジルコニアへの照射に関連した生物学的な影響、さらには照射時間や波長(こちらについては未定)の違いについての詳細なデータについては確認する意義は非常に高い。また近年活性酸素による細胞毒性や参加ストレスについて多くのことがわかってきており、特に紫外線照射に伴うこれらの発生は確実であるため細胞レベルでの検索を行った。具体的には酸化ストレスの評価、並びに細胞死の測定を行った。その結果いずれもUV照射による細胞への影響は小さく、その安全性は担保されたと確信する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

(理由)
計画はほぼ順調に進んでいる。培養実験では遺伝子学的な検索が終わってはいないがその他のデータでも十分いい結果を残せている。データ間に整合性があり、ほぼ仮説通りに結果がでている。
期間内に予定したすべての実験を終えるためには、早々に動物実験に移行したいが、in vitroの結果でも当初の目的はほぼ達成されるものと考える。ジルコニアへの紫外線照射による細胞活性の上昇、並びに酸化ストレスによる影響について試験管レベルである程度結果は検討できた。

Strategy for Future Research Activity

今年度、動物実験によりより確かなエビデンスを得たいと考える。具体的にはラットの大腿骨へのミニインプラントの埋入によるpush in testの数値と組織切片から骨接触率を算出し、オッセオインテグレーションの実態を直接計測することによって確認したい。また、マイクロCTによる3次元的な皮質骨、海綿骨の骨量を計測する。

Causes of Carryover

昨年度は学会での発表ができなく旅費の経費計上がらなかったため、次年度使用額が生じてしまったが、研究関連の経費は概ね計画通りである。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今年度は動物実験用のラット並びにミニインプラント製作費の経費を見込んでいる。その他材料、備品、実験機器などは概ね揃っているが必要に応じて購入したい。また研究打ち合わせや学会発表なども積極的に展開するため当初の予定通りの研究費使用計画を遂行できると思われる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Enhanced intracellular signaling pathway in osteoblasts on ultraviolet light-treated hydrophilic titanium2016

    • Author(s)
      Fuminori Iwasa
    • Journal Title

      Biomedical Research

      Volume: 37(1) Pages: 1-11

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2017-01-06  

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