2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of photofunctionalized zirconia implant
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26462937
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
岩佐 文則 昭和大学, 歯学部, 准教授 (60297025)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ナノジルコニア |
Outline of Annual Research Achievements |
フッ酸処理により新規に創生したなお構造態をもつナノジルコニア表面に対し紫外線照射の効果を検討するための基礎研究とさらに臨床応用へと展開する。本年度は昨年度行った細胞毒性試験並びに酸化ストレス試験のデータを基に in vivoの動物実験を行った。まず紫外線照射試験の確認のための前実験を行った。チタンの酸処理表面を対照群として55%フッ酸処理をしたナノジルコニアのミニインプラントをラットの大腿骨へ埋入し、その骨結合能を力学的、組織学的に検索した(push in test)。その結果埋入2週間後、4週間後の埋入初期の骨結合能はともに酸処理チタンに対し2倍の値を示し有意に上回った。またマイクロCT画像による組織学的な観察ではミニインプラント周囲の新生骨は明らかにナノジルコニア周囲でその形成量が多く確認された。これらの結果はこれまで実用化され多用されているチタンインプラントの表面処理を生物学的に上回ることを動物モデルで示したものであり、我々の先行研究ともデータ内容が一致することからチタンを凌ぐジルコニアインプラントのオッセオインテグレーション獲得を示唆する重要なエビデンスとして周知したい。この結果を踏まえ紫外線照射効果について検討を開始した。現段階で塩酸処理チタン、フッ酸処理ナノジルコニア双方に対し紫外線を照射したミニインプラント使用して push in testを施行し実施中であるが、メーカーからのナノジルコニアの原材料の仕入れにやや時間を要したため現在研究を継続中である。
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