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2016 Fiscal Year Research-status Report

アパタイト光触媒を利用した歯の漂白

Research Project

Project/Area Number 26462961
Research InstitutionAsahi University

Principal Investigator

亀水 秀男  朝日大学, 歯学部, 教授 (00152877)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀田 正人  朝日大学, 歯学部, 教授 (10157042)
駒田 裕子  朝日大学, 歯学部, 助教 (10631351)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2018-03-31
Keywords光触媒 / アパタイト / 歯の漂白
Outline of Annual Research Achievements

漂白により、HAP焼結体表面への影響について検討した結果、顕微鏡像、硬さ、表面粗さについて以下のことが示唆された。
1.顕微鏡像では,どの濃度での漂白処理でも,表面の部分的な範囲で少し脱灰された箇所も観察されたが,全体的に過酸化水素水による極端な脱灰像は観察されなかった.
2.5%過酸化水素水を使用した新規ホワイトニング剤による漂白処理回数と着色モデル表面のビッカース硬さとの関係では、漂白処理前のHAP焼結体表面の硬さは554.3で,漂白処理回数1回では534になり,2回では507.3,3回では473.3になった.処理前と2回,3回との間には有意差がみられ,1回と3回,2回と3回にそれぞれ有意差がみられた.これより漂白処理にともなうビッカース硬さの低下傾向が起こることがわかった.
3.HAP焼結体の表面粗さは148nmであったが,33回処理後の表面粗さは,主剤の過酸化水素水濃度によって異なった.すなわち,5%濃度で172nm,15%濃度で185nm,25%濃度で216nm,35%濃度で231nmになり,濃度が高くなるほど表面粗さは大きくなった.漂白処理によるHAP焼結体表面への影響について, 過酸化水素水の濃度が高いほど表面粗さの値が大きくなる傾向がみられた.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

実験は概ね終了し、良好な結果が得らている。ただ、実験データが多く、データ処理していないものもあるため、未処理のものには、今後詳細に検討していく。

Strategy for Future Research Activity

実験結果については、ある程度論文にまとめ、発表したが、それ以外のデータについては、次年度にまとめ、発表したいと考えている。

Causes of Carryover

必要な物品(アパタイト焼結体)を購入しなくても、再利用してまかなえたことと学会への発表や学術雑誌への投稿を控えたことにより支出が少なくなったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成29年度は新しい応用研究を開始するが、本研究とも関連が深く、一部実験内容が共通する。新しい研究に使用する材料のデータと比較し、より良好な効果を得るために、一部実験を追試したり、補足して実験データを増やし、正確なまた精緻な情報を獲得する。さらに新しい情報やデータは学会発表や学術論文へ投稿していきたい。

  • Research Products

    (2 results)

All 2016

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 合成アパタイト光触媒を利用した漂白剤の開発と漂白効果2016

    • Author(s)
      野田陽子、亀水秀男、日下部修介、堀田正人
    • Journal Title

      歯科の色彩

      Volume: 22 Pages: 4-21

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] アパタイト配合歯磨剤-LED内蔵試作歯ブラシの漂白効果-2016

    • Author(s)
      亀水秀男、野田陽子、堀口敬司、堀田正人
    • Organizer
      日本歯科理工学会
    • Place of Presentation
      九州大学医学部百年堂
    • Year and Date
      2016-04-17

URL: 

Published: 2018-01-16  

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