2016 Fiscal Year Annual Research Report
The analysis of the role of CCN3 in the formation of vascularization at the tissue regeneration and the constraction of the drug discovery
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26463017
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
南里 篤太郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (50529807)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 朗 東京歯科大学, 歯学部, 客員教授 (00142430)
朝比奈 泉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (30221039)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 再生医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
CCN3は様々な細胞の増殖、分化に関与するCCNファミリーに属する。CCN3はそのNotchと結合して筋細胞の分化を抑制することが報告されていたため、申請者らはBMPとNotchのクロストークにCCN3が関与すると考えて研究を進めた結果、CCN3がBMPシグナルとNotchシグナルを介して、骨芽細胞の分化を制御するコントロール遺伝子であることを明らかにした(B.B.R.C., 354, 2007, B.B.R.C., 368, 2008, J.Biol.Chem., 288, 2013)。本研究では、組織再生時に調節因子の供給路となる血管新生におけるCCN3の機能を解明することを目的に、特に血管新生で着目されているCD34陽性細胞やVEGFとCCN3との関係に焦点を当て、in vivo、in vitroで機能解析を行うこととした。 その結果、CCN3が分泌タンパクであるVEGFと結合することにより、VEGFのVEGFレセプターへの結合を阻害し、血管新生を制御していることを実験的に示唆された。また、Notchシグナルが、腫瘍の血管新生において、あたかも機能的な血管ネットワークを形成するかのごとく、血管内皮細胞増殖因子で盛んに刺激された血管新生を負に調節している報告があるが(Nature, 444, 2006)、本研究においても、CCN3が骨再生時の血管新生に対し、Notchシグナルを介した間接的な作用により、抑制的に働いていることも実験的に示唆された。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] The skeletal and dentoalveolar stability of the maxilla after LeFort I osteotomy for cant correction.2016
Author(s)
Ohba S, Nakao N, Nakatani Y, Minamizato T, Kawasaki T, Koga T, Matsuura T, Yoshimura H, Yoshida N, Sano K, Asahina I
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Journal Title
Cranio
Volume: 34
Pages: 38-42
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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