2016 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of safe and secure gerodontics using a novel autonomic nervous activity monitoring system
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26463179
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
下地 伸司 北海道大学, 歯学研究科, 助教 (30431373)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柏崎 晴彦 九州大学, 歯学研究院, 教授 (10344516)
後藤 まりえ 北海道大学, 大学病院, 助教 (40374540)
竹生 寛恵 北海道大学, 大学病院, 助教 (40609103)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 自律神経活動 / 心拍変動解析 / 音楽鎮静法 / 歯科恐怖症 / ストレス |
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| Outline of Annual Research Achievements |
まず、前年度までに健全な若年成人を被験者として新規開発自律神経活動モニターシステムの歯科治療時ストレス評価方法としての有用性およびどのような歯科治療のどのような段階にストレスを感じやすいのかについて検討を行った。その結果、本モニターシステムを用いて心拍変動解析により自律神経活動を評価することで、非侵襲的かつリアルタイムに歯科治療時のストレスを評価できることが示された。さらに、歯科治療時のストレスは、実際の歯科治療時よりもその開始前に大きくなることが分かり、精神的ストレスの影響が大きいことが示唆された。
そこで、本年度は、歯科治療時の精神的ストレス軽減方法として音楽鎮静法の効果について検討を行った。被験者は、健全な20歳代のボランティア22名（26.5±1.9歳）として局所麻酔を行った際に、音楽鎮静法を行う群と行わない群を設定した。ストレスの評価は、本モニターシステムを用いて自律神経活動、特に交感神経活動の変化を、麻酔前座位時および仰臥位時、仰臥位での局所麻酔時、麻酔後座位時および仰臥位時に分けて行った。その結果、健全な若年成人では、音楽鎮静法を行った際は、音楽鎮静法を行わなかった際と比較して局所麻酔前の座位時および仰臥位時において交感神経活動が低下することが明らかになった。このことから、音楽鎮静法は、歯科治療時の精神的ストレスを軽減させる効果があることが示唆された。
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