2015 Fiscal Year Research-status Report
看護師の感情マネージメントスキル育成のための教育・介入プログラムの構築
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26463260
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
金子 多喜子 杏林大学, 保健学部, 講師 (60583911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関谷 大輝 東京成徳大学, その他部局等, 准教授 (80619213)
伊藤 まゆみ 共立女子大学, 看護学部, 教授 (70316636)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 尺度作成 / 感情マネージメント / 感情対処 / 心理教育研修 / マンガ教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,看護師の感情マネージメントを高めるため認知再構成法を応用した教育・介入プログラムを構築することである。平成27年度は以下のとおり実施した。 平成26年度行った看護師のインタビュー調査に基づき心理社会的構成要素を抽出し,看護師版感情対処傾向尺度(仮)の項目プールを作成した。この尺度項目の精選を行う目的で,予備調査を関東圏内300床以上の病院に勤務する常勤で看護師50名に実施した。その結果,尺度項目が30項目に絞られ,関東圏内300床以上の病院に勤務する常勤看護師(年齢・性別・看護経験年数・勤務病棟問わない)に本調査を実施した.質問紙調査は再テスト法で実施し,670部配布1回目は296部回収,2回目は205部回収であった。分析は最尤法,プロマックス回転で4因子構造の尺度が確認された。 上記,結果に基づき4因子を代表する看護師の感情対処シナリオを元に,心理教育研修で使用するマンガ教材を作成中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
看護師の感情マネージメントを高めることを目的として,認知再構成法を応用した教育・介入プログラムの作成段階に入り,今年度の研究成果の看護師版感情対処傾向尺度(仮)に基づき4因子を代表する看護師の感情対処シナリオを元に,心理教育研修で使用するマンガ教材を作成中である。今後,研修の予備調査を実施しプログラムおよび教材の修正を加える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度の計画は以下の通りである。 1.研修プログラムおよびマンガ教材を作成する。 2.予備研修および調査を実施してプログラムをマンガ教材内容を修正する。 3.作成した研修内容をWEB教材として実施するための直接的な心理教育的介入の必要性を検証する。 4.WEB版の研修および調査研究を実施し,心理教育介入の効果検証を行う。
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Causes of Carryover |
平成27年度WEB調査を実施する予定であったが,平成28年度実施予定の研修プログラムをWEBで実施することになり,その費用が残金となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度の主な使用計画は以下の通りである。 1.WEB版の研修および調査実施費用,2.漫画家によるマンガ教材作成費用,3.研修調査予備実施における協力者謝礼,4,学会発表のための交通費および参加費,5,研究成果報告のための報告書作成費用を予定している。
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Research Products
(1 results)