2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of global health education model for students and young profesionals through interprofessional program
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26463268
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Research Institution | Sonoda Women's University |
Principal Investigator |
杉野 美礼 園田学園女子大学, 健康科学部, 講師 (10434961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 毅 徳島大学, 大学院総合科学研究部(国際), 特任教授 (60164109)
田代 麻里江 梅花女子大学, 看護保健学部, 准教授 (80336619)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 多職種 / 多文化 / 人材育成 / 国際協力 / 健康教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
【はじめに】21世紀の国際保健協力推進のために、グローバル人材の育成は必須である。多文化・多職種の学生及び若手専門職者が協働し、ネパールの村落部において学校保健教育を実施することにより、政治的、経済的、民族的背景が複雑に関連しあう国際社会の現状を体験し、多文化コミュニケーション技術、協働力、多職種連携力の向上を図った。 【概要】2014年より毎年8月に日本及びネパールの学生・若手専門職者の合同チームを編成し、カトマンズ周辺の村落部の学校において保健教育を実施した。合同チームは保健康教育と身体計測の企画、教材準備を対象学校職員と協力して実施した。定期的な身体計測を対象学校が継続的に実施できるよう、教材と計測結果をコンピューター管理できるようIT教育の推進を図った。2015年、2016年にはネパールの学生及び若手専門職者を招聘し、高等教育機関、医療福祉機関での研修及び学会での発表を行った。 【考察】多文化、多職種の同世代のメンバーが共通の目的のもと活動し、言語、習慣、価値観の違いを受け入れ困難を乗り越えて協力する達成感を体験する機会となった。学校保健活動を通じて国際社会における保健医療サービスの現状を体験し、医療だけでなく多角的な視野をもって保健協力を実施する必要への認識へとつながった。参加者は国際保健協力を目指して進路をすすめている。2013年から2016年の4年間にて日本、ネパール、韓国より延べ46名の学生及び若手専門職者が参加した。日本の研修旅行にはネパールより、2015年と2016年で計6名が参加した。 【まとめ】同世代の若者が国際保健現場で主体的に活動する環境を提供することで、国際保健人材育成推進となる。国際保健活動の環境を継続的に提供するため、国内外の民間、高等教育機関及び保健医療機関が連携と支援が今後も必要とされる。ネパールでは本研究の継続事業を2か所で実施予定である。
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Research Products
(3 results)