2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a program to train a nursing chief of a medium-sized hospital using the cloud
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26463297
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
樫原 理恵 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (00570540)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | クラウド / 看護師長支援 / 中規模病院 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度に開発した[看護師長を支援するためのプログラム]に対し、新たな施設から参加協力を得られプログラムを実施した。今年度は対象は看護師長と共に、次期看護師長である主任看護師も対象に含めプログラムの介入を行った。昨年度までの参加者と比較し、平均年齢が下がった対象者に対し介入することでクラウドプログラムへの積極的な参加が見込めると考えられたが、参加率は昨年度までに参加した看護師長らと同様の参加率となった。また、サーバントリーダーシップ得点はプログラム終了後3ヵ月後に上昇しておりプログラム参加により対象者はサーバントリーダーシップが獲得でき本プログラムが有効であったことが示唆された。本プログラムは、クラウド環境を積極的に取り入れることで研修参加の困難な中規模病院の看護師長への支援が実施できることを期待していた。クラウドプログラムの導入のため、集合研修を組み合わせたプログラムを開発した。集合研修を毎月1回のペースで実施し、その後反復学習と他の参加者との情報共有、相互支援を期待しクラウドプログラムを組み込んだ。集合学習プログラムには講義60分、同じテーマでのディスカッション30分で構成した。講義後にディスカッションすることが学修内容の共有と学修の深化に寄与していたと考えられる。プログラム実施3ヶ月後の質問紙やクラウド内のテキストデータ等から、参加者からディスカッションすることが相互理解に繋がった、プログラム介入後の組織内コミュニケーションの活発化が促進されたと評価された。看護師長を養成、あるいは支援するため本プログラムを開発したが、本プログラムに協力を得られた看護組織は看護部長自身が組織的に看護師長や次期看護師長を支援したいと考えていた。今後の課題は看護師長が単独でも参加でき、参加者同士の相互支援が促進されるようにプログラムを精錬することである。
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Research Products
(1 results)