2017 Fiscal Year Annual Research Report
An initial study for preparation of sleep care assessment guide to working adult patients with type II diabetes mellitus
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26463323
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
近藤 ふさえ 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (70286425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 亨 杏林大学, 医学部, 講師 (10286974)
堤 かおり 梅花女子大学, 看護保健学部, 教授 (20327480)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 2型糖尿病 / 睡眠ケア / アセスメントツール |
Outline of Annual Research Achievements |
糖尿病患者への睡眠ケアでは、血糖コントロール状態の視点から、睡眠時間を含めた24時間を“生活”と捉えて総合的に判断をすることが必要である。特に就労している2型糖尿病患者の場合、やむなく仕事を優先せざるを得ない状況下では、睡眠時間を削ることで調整している現状があることを考慮する必要がある。睡眠に関する質問紙ではピッツバーグ睡眠質問紙(PSQI)、エプワース眠気尺度(ESS)、睡眠日誌、カロリンスカ眠気尺度(KSS)、スタンフォード眠気尺度(SSS)、などがある。しかし、いずれも糖尿病患者に適応できる実用的な質問紙とはいいがたい。 そこで著者らの先行研究の結果をふまえ睡眠状態、就床前の習慣、睡眠の考え方を中心として「就労している糖尿病患者の睡眠習慣アセスメントツール」を作成した。さらに内容妥当性と実用可能性を検討することを目的に、糖尿病患者への看護を専門とする慢性疾患専門看護師(CNS)、糖尿病看護認定看護師(CN)、糖尿病療養指導士(CDEJ、LCDE)のいずれかの資格を有する看護師を対象に半構造化面接調査を行った。調査内容は糖尿病患者に対する睡眠ケアの経験(相談・療養指導・医療チームへコンサルテーション事例)、睡眠習慣アセスメントツールの質問項目の妥当性、糖尿病患者の睡眠ケアの視点で追加すべき事項、睡眠習慣アセスメントツールの実用化に向けての課題の4項目である。6名より調査の協力が得られた。そのインタビュー内容から就労している糖尿病患者の睡眠習慣、睡眠負債の状況、入眠困難、中途覚醒、熟眠障害、早朝覚醒などの有無、睡眠不足の潜在的状態を推察することができ睡眠ケアにつなげることができると考える。今後の課題は糖尿病患者特有の夜間排尿、こむら返り、低血糖による睡眠の中断などの項目を追加し睡眠習慣アセスメントツール修正版を用いて信頼性、妥当性の検証していく。
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Research Products
(2 results)