• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2016 Fiscal Year Research-status Report

周産期の夫婦のCouple Identity形成に向けた実践知を明らかにする研究

Research Project

Project/Area Number 26463399
Research InstitutionEhime Prefectural University of Health Science

Principal Investigator

小嶋 理恵子  愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授(移行) (20404402)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野村 光江  関西看護医療大学, 看護学部, 助教 (10632698)
山口 さつき  日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 准教授 (20552574) [Withdrawn]
兵頭 慶子  宮崎大学, 医学部, 教授 (50228756)
森谷 美智子  東都医療大学, ヒューマンケア学部, 教授 (70720499)
古川 秀敏  関西看護医療大学, 看護学部, 准教授 (10316177)
長谷川 由香  関西看護医療大学, 看護学部, 講師 (40614756)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2019-03-31
Keywordsカップルアイデンティティ / 夫婦関係 / 妊娠期 / 子育て期 / 人生移行
Outline of Annual Research Achievements

2016年度は、海外研究者の許諾を得た尺度をもとに、日本語版カップルアイデンティティ尺度の開発に着手した。2017年度に入り、現在は、その尺度開発に向けた質問紙調査中である。今回の調査によって、日本語版尺度開発が出来れば、どの様な援助によってカップルアイデンティティ形成が促進されるのかが可視化されると考える。
また、海外の文献検討をさらに行った結果、カップルアイデンティティ形成・もしくは維持に向けた役割を果たす援助職として、看護師・助産師などの医療職だけでなく、介護の現場で働く福祉職の役割も重要であることが明らかになった。
2017年度は、引き続き尺度開発調査を行い、海外を含む学会において発表し、本科研において日本語版尺度の開発が出来た際には、夫婦の人生移行におけるカップルアイデンティティの意義を、明らかにしていく調査を行う予定である。
また、2016年は、DVによって夫婦間関係が破たんした夫婦の支援をしたDV加害者支援者への質的研究をまとめた。この結果、夫婦間関係の改善・維持に向けた援助がみえてきたので、今後の質問紙調査に反映させていく予定である。また、現在、カップルアイデンティティ維持に向けた助産師の役割調査を行っているが、援助者へのインタビューで、援助者と対象者との文化の違いがカップルアイデンティティの支援に影響していることが示唆された。また、医療職だけでなく、夫婦間のカップルアイデンティティ維持・形成に向けた援助としては、児童相談所などの福祉との連携も必要であることが示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

進捗状況としては、やや遅れているが、現在、質問紙調査のフィールドも徐々に確保できて来たので、日本語版尺度の開発という目標は達成できると考える。

Strategy for Future Research Activity

今回の調査で、日本語版カップルアイデンティティ尺度が開発できれば、カップルアイデンティティ形成を促進する助産師・看護師の援助が明らかになると考える。
結果を分析したうえで、調査協力を引き受けた施設とともに、「妊娠期のカップルアイデンティティ形成に向けた援助実践」を可視化していく作業に取り掛かる予定である。


また、カップルアイデンティティは、夫婦が、老いや、疾患をともに乗り越える際に重要な働きを持っていることが明らかにされているため、今後は周産期だけでなく、「人生移行」におけるカップルアイデンティティ形成に向けた援助の可視化にも取り組んでいきたい。

Causes of Carryover

次年度使用額が生じた理由としては、アンケート調査の受け入れ先施設の開拓が進まなかったことも影響している。しかし、現在その調査が進んでおり、データが集まってきている。また、協力できる施設が2か所増えるので、そのための費用が必要である。また、国際学会での発表を目指してきたが、助産師養成機関であり、実習期間での海外発表が難しい状況であった。しかし、29年度にの国際学会で科研に関する内容の発表が受理されたので、発表する予定である。そのための旅費である。

Expenditure Plan for Carryover Budget

8月:学会報告のための発表資料の作成
:海外学会(ヨーロッパ健康心理学会)での発表(採択済)

  • Research Products

    (2 results)

All 2017

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 周産期DVが生じた夫婦関係の再構築支援を行ったカウンセラーの援助実践からの示唆2017

    • Author(s)
      小嶋理恵子・田中和子
    • Journal Title

      ,日本赤十字北海道看護大学紀要

      Volume: 第17巻 Pages: 19-24

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 切れ目ない支援における児童相談所職員からみた助産師業務に関する認知調査2017

    • Author(s)
      小嶋理恵子
    • Organizer
      第31回日本助産学会学術集会
    • Place of Presentation
      徳島市
    • Year and Date
      2017-03-18 – 2017-03-19

URL: 

Published: 2018-12-17  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi