2015 Fiscal Year Research-status Report
口唇口蓋裂児の親のレジリエンスの解明と育児困難への前向き育児プログラムによる介入
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26463412
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
藤原 千惠子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (10127293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高島 遊子 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00616592) [Withdrawn]
藤田 優一 武庫川女子大学, 看護学部, 講師 (20511075)
新家 一輝 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90547564)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 口唇裂口蓋裂 / 両親 / 育児ストレス / レジリエンス / 前向き育児プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究は、口唇裂・口蓋裂の子どもをもつ父親と母親を対象とした質問紙調査を、大阪大学歯学部附属病院の外来に受診されている両親に質問紙を配布する方法で行い、その結果を分析し、学会報告を行うことを目標にしていた。 調査の実施に先立ち病院の倫理審査委員会に申請する予定であったが、倫理審査委員会の組織再編の時期と重なり、申請受付時期が予定より2カ月遅くなり、承認された後調査を開始できたのが10月末であった。 調査は、2015年11月から2016年2月末の毎週水曜日に口唇裂・口蓋裂児の専門外来を受診された両親235組に質問紙を配布し、外来で記載して回収BOXに入れてもらう方法と郵便によって返送する方法で、回収を行った。 その結果、父親105名(回収率44.7%)、母親177名(回収率75.3%)から回収できた。調査データは、入力を行い、学会発表に向けて研究メンバーで分析を行っている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、口唇裂口蓋裂の子どもをもつ両親に質問紙調査を行い、分析し、結果を学会発表する段階までを目標にしていたが、倫理審査委員会の組織編成の時期と重なり、申請受付時期が予定より遅れて、調査は実施できたが、学会発表には間に合わなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
4月初旬に調査データの入力が完了し、研究メンバーで現在分析作業を行っており、学会への演題登録に間に合うように作業している。 また、トリプルPのファシリテータ資格の未取得であった研究分担者も6月に受講予定である。また、新たに今年度から追加した研究分担者2名がファシリテーター資格を既に持っていることから、今年度夏に予定している母親対象のトリプルPの講習会を行うための人材の準備も整ったので、研究の遂行は予定通り実施できると考えている。
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Causes of Carryover |
質問紙調査の結果を学会に発表する予定であったが、調査時期が倫理審査申請の遅れに伴い、大幅に遅れたことから、学会発表するための資金が未使用になったことがまずあげられる。 また、分担研究者1名がトリプルPのファシリテーター資格を取得するための受講費が家族の急病により受講できなかったために未使用になり、計画より残金が多くなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度に開催される学会に演題登録するための研究打ち合わせ会議の開催や学会発表のための旅費や参加に伴う経費として使用する予定である。 分担研究者1名が6月にトリプルPのファシリテーター資格を取得するための受講費として経費を使用する予定である。
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