2016 Fiscal Year Research-status Report
認知症患者の家族介護者に対する睡眠支援を目的としたレスパイトケアの効果検証
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26463512
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
桜井 志保美 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (50378220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 厚子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (20314023)
平井 真理 椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (90242875)
河野 由美子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (90566861)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 介護者 / 睡眠 / 循環機能 / ストレス / レスパイト |
Outline of Annual Research Achievements |
当初は今年度が最終年度で、調査、データ分析、成果報告の予定であった。しかし、調査期間を平成28年2月まで延長したため、今年度中に成果報告まで進めることができなかった。そのため、研究期間の延長手続きを行い、成果報告を次年度に繰り越した。その他、学会に参加し成果報告と情報収集をした。 1. 調査:調査は平成29年2月で終了した。最終的に、調査参加者は17名で、介護日とレスパイト利用日の両方の調査を実施できたものは14名であった。1回目調査後2回目調査までの間に療養者が急変し入院・入所になった介護者が3名いた。現在、生体データ解析中である。 2.成果発表と情報収集:第36回日本在宅ケア学会学術集会(東京)に参加し、主観的データからレスパイトケアにおける睡眠効果を評価し、「在宅療養者の家族介護者におけるレスパイトケア利用による睡眠の変化」ポスター発表した。第21回日本在宅ケア学会学術集会(東京)、The 20th East Asian Forum of Nirsing Scholars (Hong Kong, China)に参加し、家族支援、認知症患者ケアについて情報収集を行った。The 20th East Asian Forum of Nirsing Scholars では、関連する研究成果「Japanese Family Caregivers Suffer More Stress Than They Realize」をポスター発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初は、今年度が最終研究年度であり、全ての分析を終え、論文作成の段階まで進んでいる予定であった。しかし、研究代表者の所属変更に伴い、新しい所属での倫理手続きのため調査中断を余儀なくされたことから解析必要なデータ数が集まらず、調査期間を平成29年2月まで延長し、最終17名のデータ収集を行った。現在、心拍変動から自律神経活動を解析途中である。 前所属で収集したデータを分析し、レスパイケア利用日と通常介護日の主観的睡眠と起床時の気分より睡眠を評価し、第36回日本看護科学学会学術集会(東京)でポスター発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
データ解析と成果報告を行うために研究期間延長(1年)した。 5月中旬までに、心拍変動から自律神経活動を解析を終了し、客観的データからレスパイトケアにおける睡眠効果を検証し、第36会日本看護科学学会学術集会(仙台)で口演発表する。 主観的データと客観的データからレスパイトケアにおける睡眠効果を検証し、まず日本語の原稿を作成、次に英文翻訳を業者に依頼する。
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Causes of Carryover |
現在生体データ解析中であり、論文作成に至らなかった。そのため、和文原稿から英翻訳・英文校正の予算を使用しなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度、成果報告のための英文翻訳・英文校正代金および学術集会参加のための旅費として使用する。
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