2014 Fiscal Year Research-status Report
地域住民と大学、看護学生による、がん患者と家族を地域で支えるシステムの構築
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26463549
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
岡本 理恵 金沢大学, 保健学系, 准教授 (50303285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
表 志津子 金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | がん患者 / 地域住民 / 看護学生 / アクションリサーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の研究計画では、調査対象者を「研究者が在籍する大学近隣地域の20歳以上の住民約1000人」としていたが、エフォートや研究費との関係から、この対象設定では調査が困難なことが明らかとなった。そのため、他の住民組織や関係機関との調整を行い当初の研究計画に沿った実施ができる体制の構築が必要となった。 現在、文献検討や調査打ち合わせを行い、「がん罹患した場合に自分が取る行動や感情」、「医療機関に望むこと」、「地域に望むこと」、「地域や医療機関に望むことを実現するためには地域にどのような資源が必要か」、「自分もしくは近親者にがん患者がいる場合の闘病状況と困難時の対処内容」等の内容で調査用紙を作成中である。また、当初の計画にはなかったプレ調査についても現在対象者を検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
地域住民のニーズ調査の研究対象について研究計画では町内会を窓口をして対象選定をしたが、再考の余地があることが明確となり検討に時間を要した。また、このテーマに関する先行する調査報告が少ないことから、プレ調査の実施が望ましいと考え、その調査方法の検討が必要であった。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度:基礎調査の実施 研究対象を地域包括支援センターの地区組織活動に参加する住民とし、27年9月にはプレ調査、28年1月には本調査を実施し調査結果の分析を行う予定である。 28年度:アクションリサーチの実施(組織化と検討) 調査対象者・看護学生等を対象にアクションリサーチの趣旨を説明し、アクションリサーチへの参加者を募る。「地域で患者とその家族を支える方法を考える会」を組織し、大学にて月1回‐2回程度の開催とする。話し合いの方向性によっては、外部から識者を招き、勉強会を開催する。27年度に実施した質問調査の結果等を検討の基礎資料とする。 29年度:アクションリサーチの実施(活動) 自分たちで実施可能なアクションを考え実施する。看護学生への教育の還元として地域看護領域の実習の一部を使って、学部看護学生が参加者よりアクションの実際について説明を聞くまた、活動のまとめを行い、成果発表、論文執筆を行う。
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Causes of Carryover |
26年度は地域住民のニーズ調査用紙の作成・調査が実施できなかったため、それに関する助成金の使用ができなかったことが理由である。研究全体の計画としては、約1年の遅れが生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年9月にニーズ調査、28年1月に本調査を実施する予定である。それに伴い26年度の助成金残金を使用する。
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