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2016 Fiscal Year Research-status Report

居住環境が育児期の女性の健康状態に与える影響要因についての研究

Research Project

Project/Area Number 26504012
Research InstitutionTeikyo University of Science & Technology

Principal Investigator

富岡 由美  帝京科学大学, 医療科学部, 准教授 (70305853)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2018-03-31
Keywords育児期 / GHQ28 / 健康状態 / 居住環境 / 活動量
Outline of Annual Research Achievements

育児期になる女性の健康状態・活動状態と居住環境との関連性を明らかにすることを目的にデータ収集を行った。居住環境が人の健康状態に影響を与えていることは、周知であるが、自身の既往研究より、部屋数や敷地の広さなど居住空間の広さは対象者の健康状態に良い影響を与えないことが示唆された。その要因として、家事や子育てにおいて空間の広さが動線の延長を招き、労力を要する結果となっているのではないかと考えた。そこで、主に家庭内での活動量を測定し、住居の種類(戸建、集合住宅など)により健康状態にどのような影響を与えているか明らかにしたいと考える。また、住居の種類と同様に健康状態には家族の影響も受けており、今回の調査においても住まう家族にも着目し、健康状態との関連性を見ることにした。データ収集数は98件であった。データは活動量計(オムロン製)を使用し、就寝時・入浴時を除く3日間の活動量・消費カロリー量を計測した。また、一日の活動内容を記録してもらい、活動内容・居住環境・健康状態との関連性を明らかにしたい。健康状態に関しては、GHQ28(精神健康調査票:日本版)を使用し、居住環境は自身の既往研究とも比較をするために同様のものを使用した。
結果は、健康状態は疲れや寝不足があったが概ね良好であった。また、居住環境については満足している対象が多かったが、子どもの泣き声に伴う騒音に気を使う対象者もいた。集合住宅に住む対象が多く、利便性には満足をしていた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

データ収集は活動量計を使用したが1台2万円のため多くは購入できずデータ収集に時間がかかった。また、配布・回収を郵送で行ったため一人の対象者の情報収集に7~12日程度要した。必要な情報収集に半年有したことが遅れた原因と考える。また、研究以外の業務が多く、データ収集後も分析に取り掛かれない状態にある。

Strategy for Future Research Activity

29年度は最終年となるため、解析を進め学会発表、論文執筆を行う予定である。29年度中に論文投稿を2本行う予定である。

Causes of Carryover

研究計画が予定通り実施できず、遅れたため学会発表での旅費の支出がなかった。また、データ入力を外注する予定でいたが、実施が遅れたため今年度で支出できなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度は最終年次となるため、データ入力、解析を行い学会発表も行うため残金は使用見込となる。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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