2015 Fiscal Year Research-status Report
パフォーマンス発揮を可能にする陸上競技会マネジメントモデルの構築:時間に着目して
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26560363
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Research Institution | Kyushu Kyoritsu University |
Principal Investigator |
長野 史尚 九州共立大学, 経済学部, 講師 (10412579)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯貝 浩久 九州工業大学, その他の研究科, 准教授 (70223055)
片峯 隆 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (40169470)
八島 雄士 九州共立大学, 経済学部, 教授 (00320127)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | パフォーマンス / パフォーマンス発揮度 / 満足度 / 陸上競技会 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度の当初の計画では、平成26年度で得られた結果に加え、さらに具体化させるためアスリート・コーチの視点からパフォーマンス発揮できる競技会とその要因(とりわけ時間に関して)について質問紙法およびインタビュー方を用いて調査することであった。実際の研究実績としては、都市型市民マラソン大会のランナーに対して、都市型市民マラソンの大会の運営に対する満足度と競技パフォーマンスへの影響度は必ずしも一致するものではないという仮説をもとに,都市型市民マラソンの大会全般の満足度と競技パフォーマンスへの影響度(以下,影響度)を比較し,満足度と影響度それぞれの傾向を分析することで今後の都市型マラソン運営の基礎資料を得ることを目的とした調査を行った。このことで大会全体の満足度とパフォーマンス発揮への影響度の相違について検討することができた。2つめの研究としては、陸上競技会において競技者がどのくらいパフォーマンスを発揮できているかを評価するため、Performance Factor(パフォーマンス発揮度)の評価方法について検討した。対象としては、2005年~2014年までの日本学生陸上競技対校選手権大会男子100mの予選・準決勝・決勝とし、検討したPerformance Factorに基づき競技者のパフォーマンスについて評価し、考察を加えた。このことで、陸上競技の他の種目においても測定可能な評価方法を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
基本的には平成26年度から平成28年度にかけて各年度ごとの計画にしたがい研究を進めているが、収集したデータの分析に関して、少し時間がかかっていることやインタビュー調査の調整などが難ししこともあり、当初の計画からするとやや遅れているが、平成28年度は最終年度にあたるため、研究計画どおりの研究を推進し、まとめられるように努力していきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、管理会計学的検討、競技会マネジメントモデルの構築、現場への提言が主な研究計画であるが、平成27年度からの継続課題であるアスリート・コーチへのインタビュー調査および競技会の類型化についても速やかに調査していきたい。
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Causes of Carryover |
当該年度に予定していた、人件費・謝金の支出が無かったため次年度への使用額が生じた。次年度は人件費・謝金の項目で使用予定である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当該年度の調査および分析等で必要となる予定であった人件費・謝金については、次年度に人件費・謝金として使用する予定である。
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