2015 Fiscal Year Research-status Report
ベトナム・インドネシアでの包括的健康教育システムの開発とアジアネットワークの構築
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26560380
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
寺沢 宏次 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (30197793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
張 勇 長野県短期大学, 教授 (10290107)
友川 幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
小林 敏枝 清泉女学院短期大学, 教授 (50413224)
中島 弘毅 松本大学, 人間健康学部, 教授 (80258954)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ISO健康教育 / 形態・血圧測定 / 体力測定 / 脳機能測定 / 血液検査 / 活動量計測 / 認知症の予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
①平成27年度6月から信州大学の公開講座として実施しているシニア健康講座にて、認知症予防講座を開講し、受講生70名に対して3カ月間実施した。その効果について脳機能検査として脳血流量(NIRS)実験及び脳機能検査(Go/No-Go課題)を行った。 ②平成27年度9月にインドネシアのウダヤナ大学との共同研究として、日本とインドネシアの共同研究者とバリ島の中にあるデンパサール地域の高齢者約70及びタバナン地域の高齢者約70名に対して、活動量計を配布し、形態測定、血圧測定、体力測定、脳機能検査、血液検査を実施した。 ③本健康教育は2014年10月に国際規格となるISO9001:2008を取得したが、継続審査が行われ、無事再承認された。 ②については、平成28年11月16-19にタイのバンコクにて開催される国際学会である” The 6th ISPAH International Congress on Physical Activity and Public Health”にて発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度9月にインドネシアのウダヤナ大学との共同研究として、日本とインドネシアの共同研究者とバリ島の中にあるデンパサール地域の高齢者約70及びタバナン地域の 高齢者約70名に対して、活動量計を配布し、形態測定、血圧測定、体力測定、脳機能検査、血液検査を実施でき、結果は2016年11月タイのバンコク開催の国際学会にてその成果を発表予定。上記のように調査が実施でき、成果も報告できる状況であり、本研究はおおむね順調に進行しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策として、平成27年度9月にインドネシアのウダヤナ大学との共同研究として、日本とインドネシアの共同研究者とバリ島の中にあるデンパサール地域の高齢者約70及びタバナン地域の 高齢者約70名に対して行ったISO健康教育を継続し、更に新たに2箇所を指定し、ISO健康教育の実施地域を開拓していく。
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Causes of Carryover |
インドネシア地域で健康教育の実施地域が2地域で行うことになり、人手及び解析量の増大により、次年度使用額が生じた。この状況に加え、健康教育の効果を詳細に分析するために、血液検査を加えたことも、次年度使用額が生じた理由である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
インドネシアのバリ島にある、タバナン地域及びデンパサール地域にて、活動量計の計測、形態測定、血圧測定、体力測定、血液検査、脳機能検査を行い、この測定、検査、調査に関わる人員及びデータ解析について平成28年度請求額と合わせて使用していく計画である。
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