• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2015 Fiscal Year Research-status Report

多国籍企業の海外拠点における多文化チーム内の知識移転に関する国際比較

Research Project

Project/Area Number 26590065
Research InstitutionRissho University

Principal Investigator

高橋 俊一  立正大学, 経営学部, 准教授 (00547896)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古川 千歳  愛知大学, 経営学部, 助教 (40632857)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsプロジェクトマネジメント / 異文化マネジメント / ナレッジマネジメント / インフラ産業 / ステークホルダーマネジメント / メガプロジェクト
Outline of Annual Research Achievements

当初の平成27年度の研究計画では、(1)実態調査として、インタビュー調査の実施および探索的データ分析:企業の海外拠点において形成された多文化チームのマネージャー(リーダー)、メンバーおよびその周辺人物を対象とした半構造型インタビュー調査を実施し、データを得ることを予定していた。平成27年度においては、英国において、また国内においてそれぞれ2企業を対象としたインタビュー調査を実施した。英国でのインタビュー調査は、我が国インフラ企業の海外拠点での外国人プログラムマネージャーを対象とした。当該マネージャーは、海外拠点内での複数のプロジェクトの管理だけでなく、我が国本社と現地拠点との関係、また利害関係者との関係構築といった多面的な役割を持つこと、またそれらの業務遂行において高次元な能力が求められていることが明らかになった。また、(2)アウトプットとして、当初計画では、国際学会、国内学会での発表も予定したが、昨年度は6月にEuropean Academy of Management(EURAM)の年次大会(ワルシャワ)および10月にはEuro-Asia Management Studies Association(EAMSA)の年次大会(ロンドン)の、2つの国際学会の大会での論文発表の機会を得、両方において貴重なフィードバック、そして研究代表者および研究分担者が直接はアクセス出来ない外国企業と関係を持つ研究者と知り合う機会を得た。6月のEURAMにおいては、国内2企業を対象とし、プロジェクトマネジメントにおける異文化マネジメント、という観点での研究報告を行った。10月のEAMSAにおいては、メガプロジェクトにおける異文化間管理の事例探索の結果を報告した。いずれも、研究代表者および分担者の共著で執筆し、査読の上報告が認められた論文を元に報告した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

予算の制約上、当初計画していたような数のインタビュー調査が出来なかったことは否めないが、研究代表者が当初から予定していた企業へのインタビューは実施している。また、そこから収集したデータを用いた論文を執筆し、国際学会へ投稿し、年次大会で報告している。したがって、概ね、当初の計画通りである。

Strategy for Future Research Activity

当初の研究計画の通り、本年度も昨年度同様、インプット(インタビュー調査、アンケート調査)およびアウトプット(学会報告と論文執筆)の両軸で報告を進める。インプットにおいては、昨年度調査した企業の我が国本社における調査を実施し、メガプロジェクトの管理における異文化間管理の問題の本社での認識や、海外でのメガプロジェクトの管理者であるプログラムマネージャーやプロジェクトマネージャーの招聘や人的資源開発に関する課題に関する事例を収集することによって、プロジェクトマネジメントの実態と課題をより正確に把握したい。アウトプットにおいては、学会報告における論文執筆だけでなく、昨年度までの成果を、論文雑誌に投稿する。具体的には、学会誌、所属大学の学内紀要、および国際ジャーナルへの投稿を予定している。

Causes of Carryover

海外学会への参加に際して、当初の予算の執行計画における為替レートと実際の執行における為替レートとの誤差の範囲内である。また、論文執筆に際して英文校正を依頼した為の経費を研究分担者が負担した為である。

Expenditure Plan for Carryover Budget

学会報告およびインタビュー調査、アンケート調査における執行において予算を超過しないよう使用する。

  • Research Products

    (3 results)

All 2016 2015

All Presentation (3 results) (of which Int'l Joint Research: 3 results)

  • [Presentation] Chitose Furukawa, Toshikazu Takahashi2016

    • Author(s)
      Managing Multiple Projects in the Context of Megaprojects: A Case on the UK Subsidiary of a Japanese Multinational Company
    • Organizer
      The Association of Japanese Business Studies
    • Place of Presentation
      Sheraton Hotel New Orleans (米国・ニューオリンズ)
    • Year and Date
      2016-06-25 – 2016-06-26
    • Int'l Joint Research
  • [Presentation] Cross-Cultural Issues in Railway Mega-Projects : Case Studies of Japanese Multinational Companies in Railway Supply Industry2015

    • Author(s)
      Chitose Furukawa, Toshikazu Takahashi
    • Organizer
      Euro-Asia Management Studies Association
    • Place of Presentation
      SOAS, University of London (英国・ロンドン)
    • Year and Date
      2015-10-28 – 2015-10-31
    • Int'l Joint Research
  • [Presentation] Project Management from Cross-cultural Management Perspective: Preliminary study on Japanese Railway Supply Industry2015

    • Author(s)
      Toshikazu Takahashi, Chitose Furukawa
    • Organizer
      European Academy of Management
    • Place of Presentation
      Kozminski University (ポーランド・ワルシャワ)
    • Year and Date
      2015-06-17 – 2015-06-20
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2017-01-06  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi