2017 Fiscal Year Annual Research Report
Constructing a Monitor Corpus of the Spoken Language of Schizophrenics and Drawing up Diagnostic Guidelines
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26590161
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Research Institution | Aomori Chuo Gakuin University |
Principal Investigator |
加藤 澄 青森中央学院大学, 経営法学部, 教授 (80311504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 まなぶ 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (40568846)
角岡 賢一 龍谷大学, 経営学部, 教授 (70278505)
中村 和彦 弘前大学, 医学研究科, 教授 (80263911)
飯村 龍一 玉川大学, 経営学部, 教授 (80266246)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 統合失調症 / コーパス / 選択体系機能言語学 / SFL / 談話分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年3月、意味レベルの情報タグの付与システムによるタグ付けの精度が、想定した範囲よりかなり低い結果となった。システム修正およびシステム構築者と可能性に関して、継続的に検討を重ねたが、タグ付け、修正作業、テクストの情報更新と格納を、一貫したシステムの中で効率よく行うためのシステムの再構築の必要性が生じた。延長期間1年をかけて、このテクニカルな部分の解決に向けて検討し、12月までに何とか解決にもちこむことが可能となった。 データベースとして、Systemic Functional Linguistics(SFL)の理論的枠組みからの情報がタグ付けされている。このコーパスは、従来のコーパスと異なり、意味付与(システムネットワークのマッピングに必要な情報のタグ付け)がなされている(従来のコーパスは、形態素解析による単純な分析結果のみが付与されたテクストの集まりである)。よって、コーパスのレベルとしては、他コーパスと差別化がはかれるものである。 このコーパスから得られる情報を基に、現在、統合失調症者の予想言語選択網のマッピングを構築中である。また、この統合失調症者の言語行動は、現在構築中の自閉症スペクトラム障害及び定型発達児/者の言語行動のコーパスから得られる情報と比較対照研究を行い、SFLの理論的枠組みによるモダリティ及びムード構造に焦点を置いてまとめ、論文投稿と共著出版が決まっている。
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Research Products
(36 results)