2015 Fiscal Year Annual Research Report
豚舎内における非侵襲な呼吸器感染症早期発見に関する基礎研究
Project/Area Number |
26660202
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
水谷 孝一 筑波大学, システム情報系, 教授 (50241790)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
善甫 啓一 筑波大学, システム情報系, 助教 (70725712)
若槻 尚斗 筑波大学, システム情報系, 准教授 (40294433)
前田 祐佳 筑波大学, システム情報系, 助教 (20650542)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 生体計測 / くしゃみ音 / 咳音 / 音源方向推定 / 豚 / 健康管理 / マイクロフォンアレイ / 見守り |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度に実施した3研究課題の概要は以下に示す通りである。 (課題D):大規模データの取得(主に若槻,副として善甫が担当)豚の咳・くしゃみ音検出システムを運用することで、大規模な豚舎全体にわたり豚の咳・くしゃみ音の常時計測を行なった。複数の検出システムを有機的に連携することで,くしゃみ音源の一推定の精度向上を図った。また,2週間にわたる計測により,体調異常を期した豚体の見守りデータが取得できた。 (課題E):動的データベースの構築により監視と同時にリスクの見える化(主に善甫,副として水谷が担当):協力を得ている研究機関における豚房(豚がいる小区画)の環境が変更となったため,個体別の行動計測(水を飲んだ等)は未だ調整が必要である。しかし,見守りデータと合わせた運動量や体温の計測データの取得が可能となった。また,豚個体の挙動が変化し検出したくしゃみ音の音響データを基に繰り返し信号処理を行うことで,テンプレートデータの雑音の抑圧が可能となり,検出精度の向上を図った。 (課題F):結果・成果の活用検討(全員):本研究課題で行った成果を基に申請を行った基盤研究Bの採択を受けた。さらに,極端な体調異常を起し,食事量が個々に管理され,毎日体調検診を受ける豚体の計測が可能となる体制を整えた。 また課題D, Eに関する成果を基に雑誌論文へ投稿する準備中である。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] 画像処理による豚房内における豚の個別追跡2015
Author(s)
岩田 芳政, 川岸 卓司, 有働 隼人, 水谷 孝一, 善甫 啓一, 若槻尚斗
Organizer
農業環境工学関連5学会2015年合同大会発表予稿集, P144
Place of Presentation
岩手大学(岩手県盛岡市)
Year and Date
2015-09-06 – 2015-09-06
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