2016 Fiscal Year Annual Research Report
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26660285
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| Research Institution | University of Human Environments |
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Principal Investigator |
守村 敦郎 人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (40340393)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 位置情報 / 屋外展示 / 植物園 / GIS / スマートフォン / Bluetooth |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は，植物園等の屋外展示施設における近接測位技術を活用した情報案内の技術的課題を明らかにすることを主たる目的とし，研究遂行の基盤として，自身によるスマートフォンアプリの開発を行うことを前提としていた。しかしこれについての進捗に大幅な遅れが生じ，また近接測位技術を活用したスマートフォンアプリによるナビゲーションについて，この3年の期間に屋外展示施設においても多く事例を見るようになったことから，本研究の主要部分における新規性が大きく揺らいだことなどにより，結果的に当初の研究目的を達成することができなかった。
ただ近接測位技術を活用したスマートフォンアプリは，様々な形で年々洗練されてきてはいるものの，導入は一部の施設のみにとどまり，大きな普及にはつながっていない。これは施設側の導入に関わるコストや，ユーザ側のインストールや操作等に関わる負担感の問題もさることながら，やはりそこには，まず実在としての展示物ありきの空間設計があり，IT技術については，展示物の魅力を知る契機は提供するものの，あくまで皮相的な位置づけにあるという施設側の動かしがたい認識が多分に影響していると考えられる。
その意味で，本研究課題のいくつかのテーマの中でも挑戦的な位置づけにあった，IT技術との相互作用とも言うべき新たな屋外展示方法や空間区画方法の提案については，まだ意味を失っていないと考えられる。
定められた研究期間は終了することになったが，当課題については方針の転換に時間を要するものの，これまでとは異なるアプローチにより引き続き取り組んで行きたいと考えている。
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